SelectComponents
SelectComponents[{image,lmat},crit]
crit を満足するラベル行列 lmat で示された image の成分を選択し,他の部分を黒で置換する.
SelectComponents[image,crit]
image の連結成分を選択する.
SelectComponents[…,"prop",n]
特性"prop"を計算し,ソート順に最初の n 個を選ぶ.
SelectComponents[…,"prop",n,p]
順序関数 p を使って計算された特性をソートする.
詳細とオプション
- SelectComponentsを使って指定された所望の特徴を持つ画像成分を選ぶことができる.選択は,成分の位置,形,強度特性について行うことができる.
- 成分選択を使って,小さい,大きい,境界に接している,特定の形の成分である等を含む,望まない画像の部分にフィルターをかけることもできる.
- SelectComponentsは,2Dあるいは3Dの画像とラベル行列に使うことができる.
- ラベル行列 lmat は非負の整数の配列である.各整数が成分を表し,0が背景を表す.
- ラベル行列 lmat は,明示的に与えられない場合は image 中の非零画素の連結性を使って計算される.
- SelectComponentsは,与えられた基準 crit に従って成分を選択する.選択されなかった成分は,image と lmat の両方で,0(黒)に置換される.
- crit の可能な形
-
Large 大域的に決定された閾値よりも大きい成分 Small 大域的に決定された閾値よりも小さい成分 f f を満足する成分 - 純関数 f が使われた場合,成分の特性には#prop1,#prop2,…を使ってアクセスできる.成分は f がTrueを返す場合に選ばれる.
- 使用可能な特性の完全なリストについては,ComponentMeasurementsを参照のこと.
- SelectComponents[{image,lmat},…]は,選択されなかった成分が0で置換された{image,lmat}の修正バージョンを返す.
- SelectComponents[lmat,…]を使ってラベル行列 lmat から成分を選択することもできる.
- SelectComponents[…,"prop",n]は,すべての成分の"prop"を計算し,Sortでソートして最初の n 個を返す.
- SelectComponents[…,{"prop1","prop2",…},n]は複数の特性を計算しソートする.
- SelectComponents[…,"prop",-n]は最後の n 成分を返す.
- SelectComponentsはCornerNeighborsオプションを取る.デフォルト設定はCornerNeighbors->Trueである.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (7)
オプション (1)
CornerNeighbors (1)
デフォルトで,SelectComponentsは対角上の隣接コーナーを連結しているものとみなす:
CornerNeighborsFalseを使って別の仮定をする:
テキスト
Wolfram Research (2010), SelectComponents, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SelectComponents.html (2016年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2010. "SelectComponents." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/SelectComponents.html.
APA
Wolfram Language. (2010). SelectComponents. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SelectComponents.html