国際天文学連合によって認識されている太陽系の地物.

Entity["SolarSystemFeature",name]または

タイプ"SolarSystemFeature"の実体を表す.

[prop]

指定された特性の値を与える.

[{prop1,}]

特性のリストの値を与える.

[prop,{qualivali,}]

限定子規則 quali->vali によって修正された指定特性の値を与える.

[Dated[prop,date]]

特定の日付指定に関連付けられた特性の値を与える.

EntityClass["SolarSystemFeature",{propispeci,}]

speci で定義された propi の値を持つ実体のクラスを表す.

実体のサンプル

実体クラスのサンプル

特性

  • AstronomicalBodyastronomical body
    AstronomicalBodyCoordinatesastronomical body coordinates
    Classesclasses
    Elevationelevation
    EndingLatitudeending latitude
    EndingLongitudeending longitude
    EntityClassesentity classes
    EntityTypeListentity type list
    FeatureTypeDescriptionfeature type
    GeoBoundingBoxbounding box
    Namename
    Positioncoordinates
    Sizesize
    StartingLatitudestarting latitude
    StartingLongitudestarting longitude

詳細

  • "SolarSystemFeature"実体には,国際天文学連合が認識する太陽系の固体物体で見付かる特徴が含まれる.
  • "SolarSystemFeature"実体クラスには,主に天文の宿主物体,および月のクレーター,火星の尾根等の特徴タイプに基づくグループが含まれる.
  • 特性の中には,"SolarSystemFeature"実体タイプ全体について使え,EntityValue["SolarSystemFeature",property]の形式を使って得られるものもある.そのような特性には以下が含まれる.
  • "Properties"使用できる特性のリスト
    "PropertyCanonicalNames"使用できる特性の標準名
    "SampleEntities"使用できる実体のサンプルリスト(通常の長さは10)
    "SampleEntityClasses"使用できる実体クラスのサンプルリスト(通常の長さは10)
    "EntityCount"使用できる実体の数
    "Entities"使用できる実体のリスト
    "EntityCanonicalNames"使用できる実体の標準名
    "EntityClasses"使用できる実体クラスのリスト
    "EntityClassCanonicalNames"使用できる実体クラスの標準名
    "PropertyClasses"使用できる特性クラスのリスト
    "PropertyClassCanonicalNames"使用できる特性クラスの標準名
    "PropertyCount"使用できる特性の数
  • EntityValue["SolarSystemFeature",property,annotation]の第3引数として以下の注釈が使える.
  • "Source"特性の出典情報
    "Date"実体特性値に関連する日付(あれば)
    "EntityAssociation"実体と実体特性値の連想
    "PropertyAssociation"特性と実体特性値の連想
    "EntityPropertyAssociation"指定の実体がキー,値が特性と実体特性値のネストした連想である連想
    "PropertyEntityAssociation"指定の特性がキー,値が実体と実体特性値のネストした連想である連想
    "Dataset"指定の実体がキー,値が特性名と実体特性値の連想であるデータ集合
  • EntityValue[property,annotation]の第2引数として以下の注釈が使える.
  • "Qualifiers"特性の可能な限定子のリスト
    "QualifierValues"各限定子に与えることができる値のリスト
    "DefaultQualifierValues"特性の限定子のデフォルト値のリスト
    "Description"特性についての短いテキストでの説明
    "Definition"テキストでの特性についての詳しい説明
    "PhysicalQuantity"実体特性値に関連する物理量
    "Unit"実体特性値に関連する単位
  • 限定子の値であるAutomaticは,適用できる形式の値が使えることを意味する.例えば,"Date"限定子には固有の日付や日付範囲が含まれる.

例題

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  (5)

太陽系の地物のサンプル実体のリストを求める:

太陽系の地物の特性を求める:

火星のオリンポス山の地図を作成する:

ある実体について使用可能な特性すべてのデータ集合を取り出す:

最大の衝突クレーター5個を求める:

アプリケーション  (8)

実体はGeoGraphicsと組み合せて地図を作成することができる:

"GeoBoundingBox"を使って,地図の範囲に制約を付けることができる:

GeoDiskを使うと複数の特徴を強調することができる:

DeepSpaceProbeDataを特徴と一緒に使って着陸船の位置をプロットすることができる:

GeoListPlotを使って特徴の位置をプロットすることもできる:

月の海の座標とサイズを保存する:

海をその名前と一緒に(ツールチップで)プロットする:

実体をGeoGraphicsと組み合せて,月の地形図を得ることができる:

SolarSystemFeatureDataGeoElevationDataと組み合せて,月の3D領域を作成することができる:

おもしろい例題  (1)

ラベル付きの地物を含む地図を作成する:

テキストのラベルを作成する:

テティス上の名前付きのクレーターをプロットする: