Base64 (.b64)

予備知識

    • バイナリからテキストへのBase64符号化.
    • バイナリデータを表示可能なASCII文字列として符号化する.
    • 一般的にバイナリの内容を電子メールで転送するのに使われる.
    • Base64符号化はインターネットの標準化の勧告であるRFC 1421,2045に記述されている.
    • ASCII形式.
    • 52文字の大文字と小文字のアルファベット,0から9の数字,"+""/"の文字を使って64進数の位置的な数表示を形成する."="文字はBase64で符号化されたデータの充填に使われる.

ImportとExport

  • Import["file.ext.b64"]はBase64で符号化された.ext ファイルをインポートする.
  • Export["file.ext.b64",expr]は式をBase64で符号化された.ext ファイルにエキスポートする.
  • Import["file.b64"]はBase64で符号化されたファイルをデコードし,ファイルの内容から自動的に形式を推測して,その内容を式にインポートする.
  • インポート形式は明示的にImport["file",{"Base64","format"}]で与えることができる.
  • Import["file.ext.b64",elem]はBase64で符号化された.ext ファイルから指定の要素をインポートする.
  • Import["file.ext.b64",{elem,suba,subb,}]はサブ要素をインポートする.
  • Import["file.ext.b64",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポート形式とファイル符号化方式は,明示的にImport["file",{"Base64","format",elems1,elems2,}]で指定できる.
  • Export["file.ext.b64",expr,elem]expr が要素elem を指定しているとしてBase64符号化された.ext ファイルを作成する.
  • Export["file.ext.b64",{expr1,expr2,},{{elem1,elem2,}}]は各expri が対応するelemi を指定しているとして扱う.
  • Export["file.ext.b64",expr,opt1->val1,]は指定の値を持つ指定のオプション要素でexpr をエキスポートする..
  • Export["file.ext.b64",{elem1->expr1,elem2->expr2,},"Rules"]は規則を使ってエキスポートする要素を指定する.
  • エキスポート形式とファイル符号化方式は,明示的にExport["file",exprs,{"Base64","format",elems}]で指定できる.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト

例題

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  (2)

文字列をBase64符号化に変換する:

Base64で符号化されたデータを読み込む際は形式"Base64"を指定しなければならない:

任意の式がBase64で符号化できる:

スコープ  (1)

コード点が255より上の文字は長い名前に変換される: