"Image" (ネットデコーダ)

NetDecoder["Image"]

ランク3の画素値の配列を2D画像に変換するデコーダを表す.

NetDecoder[{"Image","param"val,}]

後処理のための特定のパラメータを持つデコーダを表す.

詳細

  • NetDecoder[][input]はデコーダを入力に適用し,出力を作る.
  • NetDecoder[][{input1,input2,}]はデコーダを入力のリストに適用し,出力のリストを作る.
  • デコーダへの入力 input は0と1の間にある数値のランク3の配列である.
  • ネットワークの構築時に"port"->NetDecoder[]と指定することで,デコーダをネットワークの出力ポートに付加することができる.
  • パラメータ
  • 以下のパラメータが使用可能である:
  • ColorSpace"RGB"符号化に使われる色空間
    "DataTransposed"False横(幅)が最初の次元かどうか
    InterleavingFalseチャンネルがインターリーブされているかどうか
    "MeanImage"None減算される平均画像
    "VarianceImage"None正規化に使われる分散画像
  • パラメータ"ColorSpace"ColorSpaceオプションと同じ値を取ることができる.
  • "DataTransposed"Falseのとき,デコーダの入力は,InterleavingFalseのときの次元{c,height,width},およびInterleavingTrueのときの次元{height,width,c}のランク3の配列である.ここでは c は色チャンネルの数である.
  • "DataTransposed"Trueのとき,デコーダの入力は,InterleavingFalse のときの次元{c,width,height},およびInterleavingTrueのときの次元{width,height,c}のランク3の配列である.
  • 以下の設定は"MeanImage""VarianceImage"に使うことができる:
  • None減算しない
    m各画素の各チャンネルから減算される値
    {m1,m2,}いろいろなチャンネルから減算される値
    Image3D[]減算される全体画像
  • 画素は減算前に0と1の間で正規化される.
  • 特性
  • NetDecoder[][data,prop]は,入力データの特定の特性を計算するのに使うことができる.
  • "Image"デコーダがネットに付加されたときは,復号化された出力の特定の特性を計算するために,net[data,prop]または net[data,"oport"->prop]を使うことができる.
  • "Image"デコーダはバイパス特性のみに使うことができる.prop to Noneの設定では,復号化は回避され,デコーダへの入力を返す.

例題

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  (1)

RGB画像デコーダを作る:

これを使って3チャンネルの行列をRGB画像として復号化する:

スコープ  (1)

グレースケールの画像デコーダを作る:

それを使って単チャンネルの行列をグレースケールの画像として復号化する:

デコーダは例のバッチにマップする: