"Tokens" (ネットデコーダ)

NetDecoder["Tokens"]

確率ベクトル列を英語の語彙単語の文字列に変換するデコーダを表す.

NetDecoder[{"Tokens","language"}]

指定の言語に標準語彙を使うデコーダを表す.

NetDecoder[{"Tokens",{"token1","token2",}}]

トークンの指定リストを語彙として使うデコーダを表す.

NetDecoder[{"Tokens",,"param"->val}]

追加のパラメータが指定されているデコーダを表す.

詳細

  • NetDecoder[][input]はデコーダを入力に適用して出力を作る.
  • NetDecoder[][{input1,input2,}]はデコーダを入力のリストに適用して出力のリストを作る.
  • デコーダへの入力 input は確率ベクトルまたは確率ベクトル列である.各確率ベクトルの合計は1になる.各確率ベクトルの長さは語彙のサイズである.
  • NetDecoder["Tokens"]NetDecoder[{"Tokens","English"}]に相当する.
  • ネットワークの構築時に"port"->NetDecoder[]と指定すると,デコーダをネットワークの出力ポートに付加することができる.
  • パラメータ
  • パラメータ"IgnoreCase"->Trueを指定すると,復号化後にトークンが小文字に変換される.デフォルトではTrueである.
  • 特性
  • NetDecoder[][data,prop]は,入力データの特定の特性を計算するのに使うことができる.
  • "Tokens"のデコーダがネットワークに付加されているとき,net[data,prop]または net[data,"oport"->prop]を使って,復号化された出力の特定の特性を計算することができる.
  • "Tokens"のデコーダは,バイパス特性のみをサポートする.propNoneに設定すると復号化を回避して,デコーダへの入力を返す.

例題

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  (2)

英文テキスト用のトークンデコーダを作る:

デコーダへの期待される入力サイズを得る:

英文を復号化する:

意味不明の文を確率のランダム行列から復号化する:

トークンが2つあるデコーダを作る:

デコーダを確率ベクトル列で評価する:

スコープ  (1)

トークンデコーダをネットワークの出力ポートに付加する:

ネットワークを確率ベクトル列で評価すると,文字列が返される: