mathlm
WolframシステムライセンスマネージャであるMathLMを起動する.
詳細
- MathLMはネットワーク化されたライセンスサーバ上で実行する.このサーバにクライアントコンピュータはTCP/IPで接続されていて,使用のためにWolframシステムライセンスを借り出す.
- は,追加設定を行わなくても,IPv4およびIPv6の両環境をサポートする.
- 次のコマンドラインオプションを返すことができる:
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-foreground MathLMをフォアグラウンドに置いておいてstdoutにサーバメッセージを表示する -help すべてのコマンドラインオプションのリストとMathIDを表示する -language lang サーバメッセージを表示する言語を指定する -localtime サーバメッセージにグリニッジ標準時(GMT)の代わりに現地時間を使う -logfile file 指定されたログファイルにサーバメッセージを書き込む -logformat string サーバメッセージを表示する形式を指定する -loglevel n サーバメッセージの情報量のレベルを指定する -mathid MathLMを実行しているマシンのMathIDを表示する -noremotemonitor MathLMがMonitorLMを通して遠隔監視することができないことを指定する -pwfile file Wolframシステムパスワードをどのファイルの中に探すのかを指定する -restrict file どのようにWolframシステムライセンスを割り当てるのかを記載した規定ファイルを指定する -timeout n 指定された時間後に一時停止されていたライセンスを返す -trfile file エラーメッセージのテキストの代わりのものを定義するファイルを指定する - 次のコマンドラインオプションもUnix,Linux,Mac OS Xで使用することができる:
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-syslog syslogdへのメッセージを記録する - 次のコマンドラインオプションもWindowsでは使用することができる:
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-install MathLM をサービスプログラムとしてインストールして自動的にサービスを開始する -uninstall 現在実行している任意のMathLM処理を停止してMathLMをサービスのリストから取り除く - -installを使うと,任意の与えられた引数はサービスの一部として保持され,MathLMが自動的に起動するときに使われる.
- -languageで可能な の値は,英語,フランス語,ドイツ語,日本語である.
- -loglevelの情報量には,次の4つのレベルがある:
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1 サーバのスタートアップあるいはシャットダウンエラーを報告して成功したスタートアップメッセージを表示する 2 レベル1からのすべてとすべてのランタイムエラーメッセージを報告する 3 レベル2からのすべて,すべてのライセンスの動作,そしてプロセスIDとソケット番号に関するスタートアップメッセージを報告する 4 レベル3からのすべて,デバッグ情報,そしてすべてのライセンストランザクションのライセンス表を報告する - -foregroundが指定されている場合には,デフォルトの情報量レベルは4に設定される.
- -loglevelを使わずに-logfileを使う場合は,デフォルトのロギング情報量は3に設定される.
- レベルを指定せずに-loglevelが使われる場合は,情報量のデフォルトは4に設定される.
- ログメッセージのデフォルトの形式は,W3C共通ログファイル形式である.MathLMのログファイルはImport 形式"ApacheLog"を使ってインポートすることができる.