"Data" (リソースオブジェクトタイプ)
詳細
- データリソースには,ResourceDataでアクセスできるコンテンツ要素のデータが含まれている.
特性
- すべてのリソースタイプに共通のResourceObjectの標準的な特性がある.また,それぞれのリソースタイプは追加の特性を定義する.
- コンテンツに関連付けられたデータリソースの特性には以下がある:
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"ContentElements" ResourceData[res,elem] で利用できるコンテンツ要素名のリスト "ContentElementLocations" コンテンツ要素の保管場所 "DefaultContentElement" ResourceData[res]で利用できるコンテンツ要素名 "ContentSize" デフォルトコンテンツのByteCount "Format" コンテンツ要素の形式 "InformationElements" メタデータとして保存されるコンテンツ要素の値 - リソースメタファイルに関連付けられた特性には以下がある:
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"DOI" リソースのデジタルオブジェクト識別子のURL - "ContentElementLocations"特性は,キーがコンテンツ要素名で値が場所の連想(Association)である.値として使えるのはCloudObject,LocalObject,File,URLのいずれかである.
- "ContentElements"に含まれる要素すべてが"ContentElementLocations"の値を持つわけではない.リソースメタデータに保存される要素,または必要に応じて生成される要素は含まれない.
- 次はデータリソースをソートするために使われる特性である:
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"Categories" データに関連付けられた領域のリスト "ContentTypes" コンテンツタイプ("Image","Text"等)のリスト - 次はデータリソースに対するResourceObjectの広く使われる標準的な特性である:
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"DefinitionNotebook" 関数とリソースを定義するノートブック "ExampleNotebook" 入力と出力の例のノートブック "SourceMetadata" データの出典についての情報 - "SourceMetadata"の値は以下のキーを含むことができる連想(Association)である:
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"Citation" 出典/参照の引用 "Creator" 著者または作成者の名前 "Date" オリジナルの出版日 "GeographicCoverage" データがカバーする地理的領域 "Language" ソースの言語 "Publisher" オリジナルの出版元 "Rights" ソースのデータ権 "TemporalCoverage" データでカバーされる時間の区間 "Title" オリジナルのデータソースのタイトル - データリソースの"ResourceType"特性の値は,"Data"か"DataResource"のいずれかである.
データリソースを使う
- データにはResourceDataを使ってアクセスできる.
- 特性にはResourceObject[…]["prop"]を使ってアクセスできる.
データリソースを作成する
- 完全なメタデータを含むデータリソースを作成するためには,CreateNotebook["DataResource"]で利用可能な定義ノートブックを使う.
- 定義ノートブックを使うと,リソースをローカルに保存したり,クラウドに配備したり,Wolfram Data Repositoryに送信して公開したりすることもできる.
Data Repositoryで公開する
- データリソースはWolfram Data Repositoryで公開することができる.
- データリポジトリに送信するためにはPublisherIDが必要である.
- 公開にはリビューチームの承認が必要であり,通常変更が伴う.