リモートコンピュータ上のプログラムを実行する
Wolfram Symbolic Transfer Protocol (WSTP)はWolfram言語内部から外部プログラムの呼出しを可能にする.その外部プログラムはリモートコンピュータ上で動作しているものであっても構わない.一般的には,リモートコンピュータのオペレーティングシステムからそのプログラムを起動する必要があるが,あとはWolfram言語セッション中でコマンドを発行して起動したプログラムと接続することができる.
toad.wolfram.com上のオペレーティングシステム
fprog -linkcreate -linkprotocol TCPIP
Link created on: 2976@toad.wolfram.com,2977@toad.wolfram.com
frog.wolfram.com上のWolframシステムセッション
mccやmprepで作成された外部プログラムはWSTP接続を設定するためのコードを必ず持っている.そのようなプログラムをオペレーティングシステムから直接起動すると,プログラムは作成すべきコネクションのタイプを聞いてくる.オペレーティングシステムによっては,この情報をコマンドラインの引数として外部プログラムに与えることもできる.
prog-linkcreate -linkprotocol TCPIP | プログラムを走らせ,リンクを作成させるオペレーティングシステムコマンド |
Install[LinkConnect["port1@host,port2@host",LinkProtocol->"TCPIP"]] | 外部プログラムと接続するためのWolfram言語コマンド |