Paclet Resource Definition Notebookを使ってクラウド内にパクレットを配布する.

このワークフローでは,配布のために自分個人のWolfram Cloudアカウントにパクレットを配備する方法について説明する.Wolfram Language Paclet Repositoryにパクレットを公開したい場合は,パクレットリポジトリ内で公開するのワークフローを参照されたい.

定義ノートブックを含むパクレットを作成する

パクレットの使用と開発の詳細については,テクニカルノートのパクレットの概要を参照されたい.すでに開発中のパクレットがあれば,そのパクレットに定義ノートブックを追加する:

Wolfram Language Paclet Repositoryにパクレットを公開するつもりがなければ,PublisherIDを追加する必要はない.ダイアログからProceed as is(そのまま進む)を選ぶ:

定義ノートブックが生成される:

基本例題を作成する

定義ノートブックのExamplesセクションには,パクレットの主な目的を示す基本的な例題を数個含める.より詳しく総括的な例題は,ドキュメントページに含むべきものである.

ダイアログが表示されたら,Yesを選んで,除外される初期化セルを評価し,確実にパクレットがロードされるようにする:

それぞれの例にキャプションを含め,Insert Delimiter(デリミタを挿入)ボタンを使って例題ごとに区切りを入れる:

Checkを使って自動的に認証する

ツールバーからCheck Allを選択する.自動認証ツールがパクレットを修正するための警告やサジェスチョンを返す:

返された警告やサジェスチョンを検討する.パクレットを公開するつもりがなければ,Paclet Repositoryに公開することに関するサジェスチョンは無視してよい. サジェスチョンの多くは,項目をクリックして自動修正することができる:

パクレットを自分のクラウドアカウントに配備する

DeployメニューからPublicly in the cloud(クラウド内で公開)を選ぶ.パクレットとそのドキュメントが構築され,自分のクラウドアカウントに配備される:

配備されたパクレットのWebページが開く:

パクレットを共有する

配備したパクレットのURLを提供するだけで,パクレットを配布することができる.どのユーザでも以下でパクレットにアクセスできる: