Wolfram System Modeler 14.0の新機能
System Modeler 14.0の主要な新機能のリスト.
ライブラリ
- デフォルトではModelica Standard Library 4.0.0が使われる.移行期間中は,バージョン3.2.3もサポートされ,含まれる.
- ユーザのライブラリとモデルを自動的に変換して,サードパーティライブラリのバージョンを使うようにすることが可能.
- 永続的にインストールしないSystem Modeler Archivesを作成することが可能.
- System Modeler Archivesからライブラリをインストールする際のロード動作に関して,ユーザの選択肢が増えた.
単位の取扱いと確認
- エクスペリメントでの無効な単位の使用の検知が改善され,モデル全体を通して単位が表示されるようになった.オプションのTranslationビューをオンにすることが可能.
- 入力フィールドとプロットで,非常に多くの種類の単位に柔軟に自動変換.
- 大域的に使用するように,優先的に使う単位系(SI,帝国単位,ポンド・ヤード法等)を選ぶ.
- ライブラリやモデルにおけるカスタムの単位を定義する.
モデリング
- クラスの名前変更では,完全なライブラリ内のすべての用法,そしてオプショナルでロードされたすべてのライブラリ内のすべての用法を見付け更新する.
- コンポーネントの名前変更では,完全なライブラリ内のすべての用法,そしてオプショナルでロードされたすべてのライブラリ内のすべての用法を見付け更新する.
- アイコンとダイアグラムでSphere,VerticalCylinder,HorizontalCylinderの描画が改善された.
- 特にModelica.Clockedにおいて,コネクタから接続線を推測してスタイル付けする機能が向上した.
シミュレーション
- すべてのプロットに共通のデフォルトのプロットテーマを選ぶ.
- 座標軸の一端が固定されていて,反対側はデータによって尺度が自動的に変更されるプロットをモデル化する.
- Log2,Log10等,モデルプロットで軸の尺度を変更してプロットする.
計算