RLinkの参照
Rは,統計の計算とグラフィックスを扱うためのプログラミング言語とソフトウェア環境である.Rはオープンソースプロジェクトであり,多くの人の努力の結果作り上げられたものである.Rについての詳細は,http://www.r-project.orgを参照されたい.
Wolfram言語関数
RLinkのインストール
InstallR | RLinkを設定,インストールし,Rのランタイムをロードする |
UninstallR | Rのランタイムをアンインストールする |
Rのデータ表現のRLinkの内部形式と短縮形式
RVector | Rベクトルを内部的に表す |
RList | Rリストを内部的に表す |
RNull | RのNULLオブジェクトを内部的に表す |
REnvironment | Rの大域環境を表す |
RCode | RLinkが直接サポートしないR言語オブジェクトを表す |
RFunction | Rの関数参照を表す |
RAttributes | R言語オブジェクトの属性を内部的および短縮の形式で表す |
RObject | 一般的なR言語オブジェクト(通常,属性の非空集合)を短縮形式で表す |
R言語オブジェクトをRLinkで表す内部表現と短縮形式を形成するものとして使われるデータのコンテナ.
データ表記の短縮形式と長い形式の間の変換
RLinkのデータ表記の短縮形式と長い(内部)形式の間のデータ交換を実現する関数.
Wolfram言語とRの間のデータ交換と,R言語のコードと関数の実行
RSet | Wolfram言語データをRに転送し,これをRのワークスペースの変数あるいは式に割り当てる |
REvaluate | R言語コードの文字列を評価し,結果をWolfram言語に送る |
RFunction | 引数を与えられたときに,その引数と一緒に,関数をそれを参照するRのワークスペースで実行し,結果をWolfram言語に送り返す |
RとWolfram言語の間でデータを交換し,R言語コードの文字列またはR関数を実行する関数.
RLinkのデータ型の拡張システム
RDataTypeRegister | 拡張されたデータ型の定義をRLinkで登録する |
RDataTypeUnregister | 拡張されたデータ型を非登録にする |
RDataTypeDefinitionsReload | 使用できる拡張データ型の定義をすべて動的にリロードし,その現行バージョンが現行のRLinkセッションで使用できるようにする |
$RDataTypePath | RDataTypeDefinitionsReloadが拡張された型の定義を探すパス(ディレクトリのリスト)を保存する |
RDataTypeRegisteredQ | 与えられた名前の拡張データ型が現在RLinkに登録されているかどうかをテストする |
RTypeOfHighLevelExpression | そのインスタンスが与えられた式(高レベル表現)で表される,データ型の名前を返す |
RTypeOfLowLevelExpression | そのインスタンスが与えられた式(低レベル表現)で表される,データ型の名前を返す |
ユーザ定義の拡張データ型をRLinkで登録し,それについての情報を得るためのサポートを提供する関数.