精度と確度の制御
Wolfram言語には高度な自動数値精度・確度制御機能がある.しかし数値計算の特別な目的の最適化,あるいは数値解析の研究においては,Wolfram言語では精度と確度についてユーザが詳細に制御できるようになっている.
N — 指定の精度および確度への数値的評価
PrecisionGoal,AccuracyGoal — 計算における精度および確度の目標値
WorkingPrecision — アルゴリズム内部で使用する精度
Precision — 数の精度を求める
Accuracy — 数の確度を求める
Chop — 十分に小さい数または虚部をゼロにする
SetPrecision,SetAccuracy — 数の精度または確度を再設定する
$MinPrecision,$MaxPrecision — 設定可能な大域精度範囲
$MaxExtraPrecision — 厳密なアルゴリズム内部で使用する補助的な精度の最大値
機械数
MachinePrecision — 機械精度を表すシンボル
MachineNumberQ — 数が機械数であるかどうかを判定する
$MachinePrecision ▪ $MachineEpsilon ▪ $MinMachineNumber ▪ $MaxMachineNumber