永続値の設定

Wolfram言語では,言語の一度の呼出しを超えて,永続的な値を設定することができる.永続値はローカルにでもクラウドにでも,さまざまな場所に保存できる.値は単一の場所から取り出すことも,または複数の場所から集計することもできる.永続値は例えばWebセッテョンのサポートや一般的なシステム初期化に使用される.

永続値の参照

PersistentSymbol 設定可能な永続値

PersistentObject 保存された永続値を表すオブジェクト

永続値の場所

PersistenceLocation 永続値の場所の記号指定

"KernelSession" 現在実行中のWolfram言語のカーネル

"FrontEndSession" 現在実行中のWolframノートブックフロントエンド

"Notebook" 現行ノートブックに保存される

"Local" ユーザのホームディレクトリに基づく,コンピュータにローカルな場所

"LocalShared" $BaseDirectoryに基づく,コンピュータにローカルの場所

"Cloud" 現在の$CloudBaseで定義されたクラウド上の場所

"Installation" 指定のインストールにおける組込みのデフォルト設定

$PersistenceBase 新たに定義された永続値が保存されるデフォルトの場所

$PersistencePath 要求された永続値を探すデフォルトの場所

永続値の管理

MergingFunction 異なる場所からの値を統合する方法を定義するオプション

PersistentObjects 名前がパターンに合致する永続オブジェクト

初期化に使用される永続値 »

InitializationValue セッション開始時に初期化される設定可能な永続値

InitializationObjects 既存の初期化オブジェクトを返す

$Initialization 起動時に値が解放,評価されるシンボル

$InitializationContexts  ▪  $PreInitialization  ▪  Initialize  ▪  ...