Ceiling

Ceiling[x]

x 以上で最小の整数を返す.

Ceiling[x,a]

x 以上で最小の a の倍数を返す.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • StandardFormまたはInputFormを使っている場合,Ceiling[x]は,xlc rcまたは
    \[LeftCeiling]x \[RightCeiling]を使うことでも入力が可能である. »
  • が任意の数値の形を取るとき,Ceiling[x]は整数を返す.x は明示的な数値でなくてもよい.
  • Ceiling[x]は複素数の実部と虚部に別々に適用される.
  • a が正の実数ではないなら,Ceiling[x,a]は式Ceiling[x,a]a Ceiling[x/a]によって定義される. »
  • 厳密な数値指定に対してCeilingを使うと,評価時に数値近似的な処理が行われる.この過程は大域変数$MaxExtraPrecisionの設定値の影響を受けることがある.
  • Ceilingは自動的にリストに縫い込まれる. »

例題

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  (4)

最も近くの整数に切り上げる:

最も近くの10の倍数に切り上げる:

実数の部分集合上で関数をプロットする:

lcrc を使ってCeilingの簡単な表記を入力する:

スコープ  (30)

数値評価  (7)

数値的に評価する:

複素入力:

1引数のCeilingは常に厳密な結果を返す:

2引数の形は第2引数の精度に従う:

高精度で効率よく評価する:

Ceilingは実数値区間を扱うことができる:

自動縫込みを使って配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のCeiling関数を計算することもできる:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算する:

特定の値  (6)

固定点におけるCeilingの値:

ゼロにおける値:

Infinityにおける値:

記号的に評価する:

Ceilingを記号的に操作する:

Ceiling[x]=2となるような x の値を求める:

可視化  (4)

Ceiling関数をプロットする:

2引数の形を可視化する:

Ceilingを三次元でプロットする:

Ceilingを複素平面上でプロットする:

関数の特性  (9)

Ceilingは実数と複素数のすべての入力について定義される:

Ceilingは無限に大きいあるいは小さい結果を生成できる:

Ceilingは解析関数ではない:

特異点と不連続点の両方を持つ:

Ceilingは非減少である:

Ceilingは単射ではない:

Ceilingは全射ではない:

Ceilingは非負でも非正でもない:

Ceilingは凸でも凹でもない:

TraditionalFormによる表示:

微分と積分  (4)

x についての一次導関数:

a についての一次導関数:

Ceilingの定積分:

級数展開:

アプリケーション  (4)

自身を数える数列:

ハトの巣原理による箱の中の要素の最小数:

特性と関係  (10)

負の数は最も近い整数に切り上げる:

a>0のとき,Ceiling[x,a]x 以上の a の最小の倍数を与える:

a のその他の値については,Ceiling[x,a]は以下の式で定義される:

a<0のとき,結果は x 以下になる:

Ceiling[x,-a]Floor[x,a]に等しい:

CeilingPiecewiseに変換する:

Ceiling関数のネストを外す:

Ceilingを含む式を簡約する:

複素平面上のCeiling関数:

CeilingDifferenceRootとして表すことができる:

Ceilingの母関数:

Ceilingの指数母関数:

考えられる問題  (1)

Ceilingは自動的に値を結合しない:

おもしろい例題  (1)

Ceilingのフーリエ(Fourier)級数の収束:

Wolfram Research (1988), Ceiling, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Ceiling.html (2007年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Ceiling, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Ceiling.html (2007年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Ceiling." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/Ceiling.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Ceiling. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Ceiling.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_ceiling, author="Wolfram Research", title="{Ceiling}", year="2007", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Ceiling.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

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