DigitalSignature

DigitalSignature[assoc]

デジタル署名オブジェクトを表す.

詳細

  • デジタル署名はメッセージの信頼性を検証するために使われるもので,署名するデータと秘密鍵の両方に依存する.
  • デジタル署名はGenerateDigitalSignatureおよびGenerateFileSignatureで作ることができる.
  • DigitalSignature[]["prop"]はデジタル署名の特性を与える.
  • 署名アルゴリズムのタイプは,署名の"Type"特性で示される.使用可能なタイプには"RSA""EllipticCurve"がある.
  • 次は,"RSA"の追加特性である.
  • "HashingMethod"ハッシュ法
    "HashName"充填で使用されるハッシュ名
    "Padding"充填法
    "Signature"デジタル署名
  • 次は,"EllipticCurve"の追加特性である.
  • "CurveName"デジタル署名の計算に使われる楕円曲線
    "HashingMethod"使用するハッシュメソッド
    "SignatureType"デジタル署名生成のモード
    "R"デジタル署名ペアの最初の要素「r」
    "S"デジタル署名ペアの2番目の要素「s」
  • ビットコインブロックチェーンのデジタル署名には,次の追加的な特性がある.
  • "DER"DER形式のデジタル署名
  • イーサリアムベースのブロックチェーンのデジタル署名には,次の追加的な特性がある.
  • "RecoveryParameter"公開鍵の回復に使われる回復パラメータ
  • DigitalSignature[]["Parameters"]は,オブジェクトに含まれる全情報を連想として与える.
  • DigitalSignature[]["Properties"]は,使用可能な特性のリストを与える.
  • exprDigitalSignatureVerifyDigitalSignatureを使って確認することができる.
  • ファイルのDigitalSignatureVerifyFileSignatureを使って確認することができる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

メッセージにサインすることでデジタル署名オブジェクトを得る:

デジタル署名オブジェクトの特性を得る:

このデジタル署名の使用可能な特性のリストを得る:

スコープ  (2)

暗号通貨  (2)

ビットコインのトランザクションでよく使われる,DER符号化されたデジタル署名を得る:

イーサリアムネットワークで公開鍵の回復に使われる回復パラメータを得る:

アプリケーション  (2)

ビットコインネットワークの必要条件を満たすデジタル署名を生成する:

署名を確認する:

イーサリアムネットワークの必要条件を満たすデジタル署名を生成する:

署名を確認する:

Wolfram Research (2019), DigitalSignature, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DigitalSignature.html (2020年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2019), DigitalSignature, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DigitalSignature.html (2020年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2019. "DigitalSignature." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/DigitalSignature.html.

APA

Wolfram Language. (2019). DigitalSignature. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DigitalSignature.html

BibTeX

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BibLaTeX

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