DumpSave

DumpSave["file.mx",symbol]

シンボル symbol に関する定義をWolframシステムの内部形式でファイルに書き出す.

DumpSave["file.mx","context`"]

指定のコンテキストにあるすべてのシンボルの定義を書き出す.

DumpSave["file.mx",{object1,object2,}]

複数のシンボルまたは複数のコンテキストの定義を書き出す.

DumpSave["package`",objects]

使っているコンピュータシステムに応じて出力ファイル名を選定する.

詳細とオプション

  • DumpSaveによる定義情報の書出しは,Wolfram言語への入力に最適化されたバイナリ形式で行われる.
  • 出力ファイルにはファイル形式と内容を表したテキスト記述のヘッダ部が設けられる.
  • DumpSaveを使い作成したファイルは,Getを使うことで読み込むことができる.
  • DumpSaveで作成したファイルは,$SystemWordLengthが異なるオペレーティングシステム間では交換できない.
  • DumpSaveは,開いたストリームやリンクオブジェクトを保存しない.
  • DumpSaveで作成したファイルには,通常,拡張子 .mxがファイル名に付加される.
  • DumpSaveはローカルオブジェクトに使うことができる.
  • DumpSave["package`",]を使うと,作成される出力ファイルには書式 package.mx/ ($SystemIDの値)/package.mxの名前が付けられる.
  • DumpSave["file","s"]の書式を使うことで,シンボル s の値を定義した式を書き出すことができる.
  • 通常,Wolframシステムが起動する際に,initfileコマンドラインのオプションを使ってダンプファイルを読み込むことができる.
  • DumpSave[File["file.mx"],]もサポートされている.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

関数のすべての定義をバイナリファイルに保存する:

ディレクトリを一時ファイルの場所に設定する:

f のすべての定義を保存する:

f の定義をクリアする:

f の定義をファイルから回復する:

もとのディレクトリに設定し直す:

スコープ  (1)

Fileオブジェクトで指定されたファイルに定義を保存する:

特性と関係  (1)

DumpSaveをローカルオブジェクトと一緒に使って定義を永久的に保存することができる:

f の定義をクリアする:

f の定義をローカルオブジェクトから取り出す:

Wolfram Research (1996), DumpSave, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DumpSave.html (2016年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1996), DumpSave, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DumpSave.html (2016年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1996. "DumpSave." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/DumpSave.html.

APA

Wolfram Language. (1996). DumpSave. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DumpSave.html

BibTeX

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BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_dumpsave, organization={Wolfram Research}, title={DumpSave}, year={2016}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/DumpSave.html}, note=[Accessed: 17-November-2024 ]}