GeoRangePadding

GeoRangePadding

GeoGraphicsのオプションで,もともと指定されている経緯度範囲を超えて,外側に拡張する場合に使用する充填方法を指定する.

詳細

  • 設定値の可能な形式
  • pすべての方向に等しい充填
    {plat,plon}緯度と経度に異なる充填
    {{pS,pN},{pW,pE}}東西南北に異なる充填
  • 各方向に使用可能な形式
  • Automatic自動充填量
    None充填は行わない
    quantityQuantityオブジェクト
    Scaled[s]角経緯度範囲に対して s の割合
  • GeoRangePadding->Fullは,地図のPlotRangeによって示される領域全体を覆うように充填する,GeoRangePadding->{padspec,Full}padspec で指定された地理領域を充填し,次に地図のPlotRangeによって示される領域全体を覆うように追加充填する.
  • GeoRangePaddingQuantity角および長さを取ることができる.角は角地理範囲を直接延長したものと解釈される.これに対し,長さは地理範囲のコーナー周辺の測地円板についての半径として使われる.生の数はメートル単位の長さであると解釈される.
  • GeoRangePaddingは,投影の前にGeoRangeを拡張する.

例題

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  (3)

デフォルトで,地図中のオブジェクトの周囲には充填が加えられる:

GeoRangePaddingNoneを使って充填を行わないようにする:

GeoRangePadding{,Full}を使って矩形地図を完成する:

地図の各側に50kmの充填を使う:

緯度についてのみ充填を行う:

地図の各側について異なる充填を指定する:

各側の内側に充填する:

スコープ  (4)

デフォルトで,地理背景は自動的に充填される:

指定された地理範囲に限定する:

充填は,もとの経緯度範囲を延長したQuantity角として指定することができる:

あるいは,Quantity長として:

生の数はメートル単位の距離と解釈される:

充填を,もとの地理範囲との比で指定する:

経度についての明示的な充填を行い.緯度については充填は行わない:

地図の各側について異なる充填を指定する:

特性と関係  (3)

地理範囲のコーナーを作る:

指定された半径の測地円板をコーナーに加えることで,新たな地理範囲に拡張する:

もとの地理長方形と充填された地理長方形を可視化する:

もとの地理長方形と充填された地理長方形のカバーする領域を比較する:

充填された地理長方形は,もとの長方形に指定の充填を行ったものに相当する:

GeoRangePaddingは投影の前に充填を行う:

GeoGridRangePaddingは投影の後で充填を行う:

充填の角度指定は,角地理範囲を拡張する:

これは地理領域を各方向に直接拡張したものと同等である:

考えられる問題  (1)

非物質的な充填にはメッセージが生成され,デフォルトの充填が使われる:

Wolfram Research (2014), GeoRangePadding, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoRangePadding.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), GeoRangePadding, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoRangePadding.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "GeoRangePadding." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoRangePadding.html.

APA

Wolfram Language. (2014). GeoRangePadding. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoRangePadding.html

BibTeX

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BibLaTeX

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