GeoServer
GeoGraphics,GeoStyling,GeoImageのオプションで,マップタイルと標高データをダウンロードするための地理情報サーバのURLアドレスと接続パラメータを指定する.
詳細
- GeoServerは,インターネット接続を必要とし,サービスクレジットを必要とする外部サービスを使うことがある.
- 地理情報サーバの指定は,リスト{template,opt1val1,opt2val2,…}として与えられる.ただし,template はURL文字列あるいはStringTemplateが返すようなTemplateObjectオブジェクトである.
- GeoServer{Automatic,opt1val1,opt2val2,…}は,Wolfram地理情報サーバについてのテンプレートを使う.
- GeoServerAutomaticは,Wolfram地理情報サーバについてのテンプレートとすべての接続パラメータのデフォルト値を使う.
- GeoServer"provider"は,"Mapbox"のように統合された外部サービスを指定する.
- タイルのダウンロードのためのURLはXYZ座標を使い,文字列"http://…/`1`/`2`/`3`.png"あるいはStringTemplate["http://…/`1`/`2`/`3`.png"]として与えられなければならない.例えば,スロット`1`,`2`,`3`が整数のズームとリクエストされたタイルの x,y 整数座標に対応する等である.
- オプションは area->{opt1val1,opt2val2,…}の形で領域別にグループ化することができる.使用可能な領域には,"Tileset","Connection","Storage"がある.
- "Tileset"の領域は,ダウンロードされるタイルの特性について説明する.次はその例である.
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"Projection" "Mercator" タイルが使う投影法 "TileDataType" "PNG" タイルの画像ファイルタイプ "TilesetOrientation" -1 y 方向へのタイル数の増加 "TileSize" 256 各タイルの画像サイズ "ZoomRange" {1,18} ズームの使用可能範囲 "ZoomShift" 0 ズーム1は 軸方向に512 2shift 画素 - "Connection"の領域は,地理情報サーバへの接続方法を説明する.これにはURLFetchの全オプションと追加的なパラメータが含まれる.
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"ConnectionMethod" Automatic タイルのダウンロードに使われる関数 "ConnectionRetryCount" 1 ダウンロードが失敗した場合に再試行する回数 "GlobalTimeout" 30 すべてのタイルのダウンロードのタイムアウトの時間(秒) "MaxConcurrentConnections" 10 同時非同期ダウンロードの最大数 "MaxServedTileCount" 256 地図のために保存されるタイルの最大数 - "Storage"の領域は,ダウンロードしたタイルをローカルにどのようにキャッシュするかを説明する.次が含まれる.
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"CacheDuration" Quantity[1,"Days"] 1セッションのタイルキャッシュの最長時間
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (5)
この外部プロバイダでは x と y のタイル座標が逆になっていて,標準的な"…/`1`/`2`/`3`.png"の代りに"…/`1`/`3`/`2`.png"が使われている:
同じ呼出しがすぐに行われたならば,タイルがメモリにキャッシュされているので実行は速くなる:
GeoGraphicsの呼出でダウンロードするタイル数を制限する:
Wolfram Research (2015), GeoServer, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoServer.html (2017年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2015), GeoServer, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoServer.html (2017年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2015. "GeoServer." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoServer.html.
APA
Wolfram Language. (2015). GeoServer. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoServer.html