HoeffdingDTest
HoeffdingDTest[v1,v2]
ベクトル v1とベクトル v2 が独立しているかどうかの検定を行う.
HoeffdingDTest[…,"property"]
"property"の値を返す.
詳細とオプション
- HoeffdingDTestは,v1と v2に対して,ベクトルが独立であるという帰無仮説 と,そうではないという対立仮説 で仮説検定を行う.
- デフォルトで,確率値つまり 値が返される.
- 小さい 値は が真である可能性が低いことを示す.
- 引数 v1と v2 は任意の同じ長さの実ベクトルでよい.
- HoeffdingDTestはHoeffdingD[v1,v2]で計算されたHoeffdingの 統計に基づいている.
- HoeffdingDTest[v1,v2,"HypothesisTestData"]はHypothesisTestDataオブジェクト htd を返す.このオブジェクトは,htd["property"] の形を使った追加的な検定結果と特性の抽出に使える.
- HoeffdingDTest[v1,v2,"property"]を使って"property"の値を直接与えることができる.
- 検定結果のレポートに関連する特性
-
"PValue" 検定の 値 "PValueTable" 値を含むフォーマットされた表 "ShortTestConclusion" 検定結果の短い記述 "TestConclusion" 検定結果の記述 "TestData" 検定統計量と 値を含むリスト "TestDataTable" 値と検定統計量のフォーマットされた表 "TestStatistic" 検定統計量 "TestStatisticTable" 検定統計量を含むフォーマットされた表 - 使用可能なオプション
-
Method Automatic 値の計算に使うメソッド SignificanceLevel 0.05 診断とレポートのための切捨て - 独立性の検定については, のときにのみ が拒絶されるような切捨て が選ばれる."TestConclusion"特性と"ShortTestConclusion"特性に使われる の値はSignificanceLevelオプションで制御される.デフォルトで, は0.05に設定されている.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (7)
検定 (4)
特性を繰り返して抽出するためにHypothesisTestDataオブジェクトを作る:
HypothesisTestDataオブジェクトから特性をいくつか抽出する:
オプション (5)
特性と関係 (3)
検定統計量はHoeffdingDとして計算される:
IndependenceTestを使って適切な独立性の検定を選ぶことができる:
HoeffdingDTestは使用できる検定の1つである:
HoeffdingDTestは広範囲の依存構造が検出できる:
SpearmanRankTestのような検定は単調構造しか検出できない:
テキスト
Wolfram Research (2012), HoeffdingDTest, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/HoeffdingDTest.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "HoeffdingDTest." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/HoeffdingDTest.html.
APA
Wolfram Language. (2012). HoeffdingDTest. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/HoeffdingDTest.html