Initialization
ノートブック,セル.Dynamic,DynamicModule,Manipulateおよび関連構造のオプションで,構造が最初に表示されたときに評価する式を指定する.
詳細
- 典型的な用法はInitialization:>expr である.
- ノートブック中の特定のセルで定義されている初期化の式は,これらのセルが最初に可視となったときに評価される.必ずしもノートブックが最初に開かれたときに評価される訳ではない.
- 初期化の式は,主関数のコンテンツが解決される前に,必ず厳密に1回評価される.
- すでに初期化されているオブジェクトが削除された場合は,「取消し」を使った結果としてそのオブジェクトを回復することで再び初期化できる.オブジェクトがコピーアンドペーストされた場合は,ペーストされた各コピーが再度初期化される.
- 初期化の式はノートブックやセルに直接適用されることがある.セルのInitializationオプションは,他のほとんどのオプション値とは異なり,ノートブックレベルで適用された設定を継承しない.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
特性と関係 (3)
考えられる問題 (3)
初期化でパッケージをロードしても,そのパッケージからの未承認のシンボルを使うことはできない:
上記を適切に行うためには,入力セルでパッケージをロードし,外側初期化にこれをロードしなければならない:
この関数は,該当セルの現行のInitialization設定を示すセルを作成する:
セルは,他のほとんどのオプションとは異なり,ノートブックセルからInitializationを継承することはない:
セルは,名前付きのセルスタイルからInitializationを継承している:
テキスト
Wolfram Research (2007), Initialization, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Initialization.html (2020年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "Initialization." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/Initialization.html.
APA
Wolfram Language. (2007). Initialization. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Initialization.html