MailExecute

MailExecute[cmd,target]

target のメールサーバ接続,フォルダ,ファイル,あるいは項目について,指定されたメールコマンド cmd を実行する.

詳細

  • メール項目 target についての可能なコマンド cmd には以下がある.
  • "Delete"メール項目を削除する
    "Flags"メール項目のフラグをリストにする
    "SetFlags"{"flag1",}メール項目にフラグを設定する
    "ClearFlags"メール項目からフラグを削除する
    "ClearFlags"{"flag1",}メール項目から指定のフラグを削除する
    "Copy"MailFolder[]指定のターゲットフォルダにコピーする
    "Upload"MailFolder[]指定されたフォルダにメール項目をアップロードする
  • メールファイル target についての可能なコマンド cmd には以下がある.
  • "UploadEMLFile"MailFolder[]"EML"タイプのファイルを指定のフォルダにアップロードする
    "UploadMBOXFile"MailFolder[]"MBOX"タイプのファイルを指定のフォルダにアップロードする
  • メールフォルダ target についての可能なコマンド cmd には以下がある.
  • "Expunge"メールフォルダから削除された全項目を永久に除去する
    "Download"指定されたフォルダ内の全メッセージをダウンロードする
    "MarkFolderRead"メールフォルダ全体に既読マークを付ける
    "Create""name"指定のフォルダに"name"を使ってフォルダを作る
  • メールサーバ接続 target についての可能なコマンド cmd には以下がある.
  • "Create""name"サーバのルートディレクトリに"name" を使ってフォルダを作る
  • メール項目についてのコマンド操作で,MailExecute[cmd,{MailItem[],MailItem[],}]は複数の項目を操作する.
  • MailExecuteは,"Delete""Upload""UploadEMLFile""UploadMBOXFile""Expunge"のコマンドに対してSuccessまたはFailureを返す.
  • フラグを操作するコマンドは,メール項目の最終的なフラグのリスト,あるいはメール項目のリストについての結果の連想を返す.
  • "Copy"は結果のMailItemオブジェクトを返す.
  • "Create"および"MarkFolderRead"は結果のMailFolderオブジェクトを返す.
  • "Download"は結果のローカルFileオブジェクトを返す.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

サーバに接続する:

"Example"フォルダを開く:

フォルダから最初の(つまり最も古い)電子メールを取り出す:

このメールに設定されたフラグをリストする:

メールを未読にする:

スコープ  (1)

メールサーバに接続する:

フォルダを開く:

すべての電子メールをフォルダからダウンロードする:

ファイルをリストにする:

1通の電子メールをAssociationとしてインポートしてそのキーをリストにする:

アプリケーション  (1)

MailExecuteを使ってスパムメールが永久に削除できる.メールサーバに接続する:

"Trash"フォルダを開く:

このフォルダから3通のメッセージを得る:

これらのメッセージを削除されたものとしてマークする:

削除するためにマークされたメッセージを数える:

これらのメッセージを永久に削除する:

おもしろい例題  (1)

サーバに接続する:

"Junk"フォルダを開く:

フォルダの中にある"free"という言葉が含まれた全メッセージを検索する:

メール検索で見付かったメール数:

これらのメールを削除する:

すべてのフラグに"Deleted"が含まれていることを確認する:

Wolfram Research (2018), MailExecute, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MailExecute.html (2020年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2018), MailExecute, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MailExecute.html (2020年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2018. "MailExecute." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/MailExecute.html.

APA

Wolfram Language. (2018). MailExecute. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MailExecute.html

BibTeX

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BibLaTeX

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