MeanAround
MeanAround[{x1,x2,x3,…}]
xiの平均とその不確かさを説明するAroundオブジェクトを与える.
MeanAround[{{x11,x12,…},{x21,…},…}]
ベクトル xiの平均とその共分散を説明するVectorAroundオブジェクトを与える.
詳細
- オブジェクト xiは,数,数量,あるいはAroundオブジェクトでよい.
- MeanAround[{Around[x1,δ1],…}]は xiの重み付き平均を,重みが1/δi2に比例するとして計算する.
- n 個の数または数量のリストについて,MeanAround[list]はAround[Mean[list],]を与える.
- n 個のベクトルについて,MeanAround[list]はVectorAround[Mean[list],]を与える.
- MeanAround[{{x11,x12,…},{x21,x22,…},…}]の xijは,すべての x1j,すべての x2j等の単位が互換であるなら,数量でよい.
- 単数形のMeanAround[{x}]は不確かさが0の x を返すと定義されている.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (5)
不確かさでタグ付けされたQuantityオブジェクトのリストの平均を求める:
シミュレーションにより多くの点が含まれていれば,平均の不確かさは低くなる:
ベクトルのリストについてのMeanAroundはVectorAroundオブジェクトを返す:
スコープ (4)
不確かさのあるスカラー平均 (3)
数のリストについて平均Aroundオブジェクトを計算する:
エネルギーのリストについて,平均Around オブジェクトを計算する:
Aroundオブジェクトのリストの重み付き平均を求める:
もとの不確かさを無視した裸値についてのMeanAroundの結果と比較する:
アプリケーション (1)
特性と関係 (2)
Around[scalars]は分布の平均と標準偏差を推定する:
Around[dist]は分布 dist における真のパラメータを与える:
MeanAround[scalars]は分布の平均と平均の標準誤差を記述する:
2Dベクトルの多変量正規分布を取ってそのシミュレーションを行う:
VectorAround[vectors]は分布の平均と共分散行列を推定する:
MeanAround[scalars]は分布の平均とその平均に関連する共分散行列を記述する:
テキスト
Wolfram Research (2019), MeanAround, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MeanAround.html.
CMS
Wolfram Language. 2019. "MeanAround." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/MeanAround.html.
APA
Wolfram Language. (2019). MeanAround. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MeanAround.html