MultiplySides
MultiplySides[rel,x]
等式または不等式 rel の各辺に x を掛ける.
MultiplySides[rel1,rel2]
2つの等式または不等式の対応する辺を掛け合せる.
詳細とオプション
- 関係 rel は以下のいずれでもよい.
-
lhs==rhs 等しい lhs!=rhs 等しくない lhs>rhs または lhs>=rhs 不等式 ab>c≥… 一般化された不等式 - 次は,使用可能なオプションである.
-
Assumptions $Assumptions パラメータについての仮定 GenerateConditions All パラメータについての条件を生成するかどうか TimeConstraint 30 条件を簡約するために使える時間 - 次は,GenerateConditionsの可能な設定である.
-
All Piecewiseを使って可能なすべての答を返す Automatic 条件が一般的に満たされない場合にのみ,その条件を返す True 必要な任意の条件を返す False どの必要な条件も返さない None 条件が必要な場合は未評価で返す
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (6)
Piecewiseを使って表現された関係に を掛ける:
ConditionalExpression内の等式に を掛ける:
オプション (3)
GenerateConditions (2)
デフォルト設定のGenerateConditions->Allでは,必要な場合にはPiecewise式が生成される:
GenerateConditions->Trueは,有効な結果を必要とされる条件とともに返す:
GenerateConditionsFalseは,有効な結果を必要とされる条件なしで返す:
GenerateConditionsNoneは,条件が必要な場合には失敗する:
GenerateConditions->Automaticは,一般的には満足されない条件を返す:
アプリケーション (1)
特性と関係 (5)
MultiplySidesは,等式を等価の等式に変換する:
Solveは,等式が真となる変数の値を与える:
Reduceを使って等式を var==value の形に書き換えることができる:
SimplifyはMultiplySidesの機能を併せ持つ:
Expandを使って方程式の各辺の項を簡約する:
MultiplySides[eq,x]はDivideSides[eq,x]の逆である:
テキスト
Wolfram Research (2018), MultiplySides, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MultiplySides.html.
CMS
Wolfram Language. 2018. "MultiplySides." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/MultiplySides.html.
APA
Wolfram Language. (2018). MultiplySides. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MultiplySides.html