OverscriptBox
OverscriptBox[x,y]
ノートブック式における の低レベルボックス表示である.
詳細とオプション
- OverscriptBoxは,Overscriptの低レベル表示である.低レベルノートブック式操作の場合を除いて,OverscriptBoxを直接使う必要があってはならない.
- \(…\)の中では,OverscriptBox[x,y]を x\&y と入力することができる.
- ノートブックでは,またはを押すことでOverscriptBoxを作成することができる.作成した後は,を押すことで真上付き文字位置から抜けられる.
- 次は,使用可能なオプションである.
-
BaseStyle {} 使用するスタイル DiacriticalPositioning Automatic 発音の区別記号をどこに描くか LimitsPositioning Automatic 極限の従来の方法でスクリプトを配置するかどうか MultilineFunction Automatic 改行が必要な程長いスクリプトの扱い方 - StandardFormにおいて,OverscriptBox[x,y]が入力として使われたなら,それはOverscript[x,y]として解釈される.
- 特殊な解釈が行われる式
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OverscriptBox[x,"_"] OverBar[x] OverscriptBox[x,"⇀"] OverVector[x] OverscriptBox[x,"~"] OverTilde[x] OverscriptBox[x,"^"] OverHat[x] OverscriptBox[x,"."] OverDot[x] - 上記の特殊な式には,x\&_等の特殊な入力を使うことができる.
- OverscriptBox[x,y]のベースラインは x のベースラインとする.
- OverscriptBox[x,y]の表示において,y は通常 x より小さいフォントで出力される.
- LimitsPositioning->Trueのオプション設定の場合,OverscriptBoxの全体の表示が十分に大きいときに限り y は真上付き文字の位置に置かれる.そうでなければ上付き文字位置に置かれる.
- StandardFormでは,明示的なOverscriptBoxオブジェクトは記述のまま出力される.そのようなとき,最終的な表示形を確認するにはDisplayFormを使う.
例題
例 (3)
OverscriptBox形式は,一般にOverscript式として解釈される:
Overscriptの標準的なフォーマットにはOverscriptBoxを使う:
Wolfram Research (1996), OverscriptBox, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OverscriptBox.html (2007年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1996), OverscriptBox, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OverscriptBox.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1996. "OverscriptBox." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/OverscriptBox.html.
APA
Wolfram Language. (1996). OverscriptBox. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/OverscriptBox.html