Protect
Protect[patt1,patt2,…]
名前が任意の文字列パターン pattiにテキスト的に一致するすべてのシンボルをプロテクトする.
Protect[{spec1,spec2,…}]
speciのいずれかと等しいあるいは名前がそれとマッチする任意のシンボルをプロテクトする.
詳細
- 組込み関数にユーザの定義を加える際の一般的な手順はUnprotect[f];definition;Protect[f]である. »
- パターン patt はメタ文字を含む文字列,StringExpression[…],あるいはRegularExpression["regex"]として与えることができる. »
- Protectは,次のメタ文字を含む省略文字列を許容する.
-
* 0個以上の文字 @ 大文字を除く,1個以上の文字 - Protect["context`*"]は,特定のコンテキスト内のすべてのシンボルをプロテクトする. »
- Protect["`*"]は現行コンテキスト内のすべてのシンボルをプロテクトする. »
- Protectは属性Lockedを有するシンボルには影響しない. »
- Protectは属性HoldAllを有する. »
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (7)
パターンを使う (5)
StringExpressionを使って現行コンテキストにある2文字のシンボルすべてをプロテクトする:
シンボルx1とx2はプロテクトされたがyはプロテクトされないままである:
RegularExpressionを使って現行コンテキストにある3文字のシンボルすべてをプロテクトする:
アプリケーション (2)
特性と関係 (6)
考えられる問題 (2)
Protectはロックされたシンボルには影響しない:
パターンをコンテキストマークなしで使うと,$ContextPathにあってパターンとマッチするすべてのシンボルがプロテクトされる:
Cxyは他のいくつかのシステムシンボルと同じようにプロテクトされた:
パターンに明示的なコンテキストマークを付けて使うとシステムあるいはその他のコンテキストにあってパターンにマッチするシンボルを守ることができる:
テキスト
Wolfram Research (1988), Protect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Protect.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Protect." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/Protect.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Protect. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Protect.html