RegionBinarize
RegionBinarize[image,marker,d]
marker の前景画素と画素値が距離 d 以内にある連結領域を含む image の二値化した画像を作成する.
RegionBinarize[image,marker,d,{t1,t2}]
平均強度が範囲{t1,t2}以内に制限されている画素を加えることで marker 内の範囲を拡大する.
詳細とオプション
- RegionBinarizeは画像を二値分割するためにさまざまな領域拡大法を実装する.
- RegionBinarizeは,任意の2Dおよび3Dの画像に使うことができる.
- 標的領域 marker は次のいずれでもよい.
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markerimage マーカー画像 {pos1,pos2,…} 位置のリスト - 位置 posiは標準画像座標系内にあるものとする.
- RegionBinarize[image,marker,d,backgroundmarker]は,marker から始めて backgroundmarker に連結されていない画素のみを加えることで領域を拡大する.
- 次は,指定可能なオプションである.
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MaxIterations 1 実行する反復の最大回数 Method "MeanEuclidean" 画素距離の計算に使用するメソッド - MaxIterations->n の設定のとき,RegionBinarizeは,各反復で直前の結果を marker として使って,最高で n 回まで適用される.
- Methodオプションの設定で,追加する画素値と拡大する画像間の距離の計算方法が指定できる.画素は,距離が d 以下のときにのみ分割に含まれる.次は可能な設定である.
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"MeanEuclidean" 拡大する領域の平均までのユークリッド距離 "Mahalanobis" Mahalanobis距離 - "Mahalanobis"距離は拡大しようとしている領域の画素値の共分散行列の逆行列を測量基準として持つユークリッド距離である.初期領域が1または2画素のみからなる場合,共分散行列はそれらの画素の周りの-1近傍から計算される.
- 距離パラメータ d が取り得る範囲は使用される距離メソッドと色空間の次元に依存する.
例題
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Wolfram Research (2010), RegionBinarize, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionBinarize.html (2012年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2010), RegionBinarize, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionBinarize.html (2012年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2010. "RegionBinarize." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2012. https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionBinarize.html.
APA
Wolfram Language. (2010). RegionBinarize. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RegionBinarize.html