SetSharedFunction
SetSharedFunction[f1,f2,…]
シンボル fiを,すべての並列カーネルで同期される共通関数として宣言する.
詳細
- 任意の並列サブカーネルで評価された f[…]の形の式はマスターカーネルに送られて評価され,結果は並列サブカーネルに送り返される.
- 任意の並列カーネルで定義された共通関数の下向きの値は,マスターカーネルで保持されており,並列カーネルへのアクセスはすべてマスターカーネルを通して同期される.
- 評価されない f[…]の形の式はNullを返す.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (3)
一般化と拡張 (1)
アプリケーション (3)
特性と関係 (3)
考えられる問題 (3)
共通関数は単なるコードの配布には効率的ではなく,連続評価の原因となる:
共通関数を使って(共有ではない)変数へのアクセスを同期する:
あるいはCriticalSectionを使ってコードセクション全体を原子的にする:
おもしろい例題 (1)
Sowの並列版:
Wolfram Research (2008), SetSharedFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SetSharedFunction.html.
テキスト
Wolfram Research (2008), SetSharedFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SetSharedFunction.html.
CMS
Wolfram Language. 2008. "SetSharedFunction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/SetSharedFunction.html.
APA
Wolfram Language. (2008). SetSharedFunction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SetSharedFunction.html