Slider2D
Slider2D[{x,y}]
設定値 x と y が0から1の範囲にある2Dスライダーを表す.
Slider2D[pt,{min,max}]
各方向に min から max の範囲にある2Dスライダーを表す.
Slider2D[pt,{min,max,d}]
各方向にステップ d でジャンプする2Dスライダーを表す.
Slider2D[pt,{{xmin,ymin},{xmax,ymax}}]
x 方向と y 方向で異なる範囲を指定する.
Slider2D[pt,{{xmin,ymin},{xmax,ymax},{dx,dy}}]
dx, dy のジャンプを使う.
詳細とオプション
- Slider2D[…]は,ノートブックにインタラクティブに操作でき,水平方向にも垂直方向にも動かすことができる2Dスライダーを表示する.
- Slider2D[Dynamic[pt]]は,スライダーが動かされると pt の値をリセットする.Slider2D[pt]はリセットしない.
- Slider2D[pt,{nmin,nmax,dn}]は,nmin と dn が整数のときは整数位置にジャンプする.
- Slider2D[pt,{rmin,rmax,dr}]は,一般に,Range[rmin,rmax,dr]で与えられる位置にジャンプする.
- Slider2D[pt,{{xmin,ymin},{xmax,ymax},{dx,dy}}]で,dx または dy は,対応する方向の設定が連続的であることを示す0でもよい.
- Slider2D中の座標はGraphicsのデフォルトと同じ方向に,すなわち,x は左から右に,y は下から上に動く.
- Slider2D[pt,{{xmin,ymax},{xmax,ymin}}]は,ymax > yminのときは,y が上から下に動くスライダーを表す.
- 2Dスライダーの値が与えられた範囲外のとき,その値は辺のどれか1つに表される.
- 以下のオプションを与えることができる.
-
Appearance Automatic 2Dスライダーの全体的な外観 AutoAction False マウスが上に来たときに2Dスライダーを自動的に動かすかどうか BaselinePosition Automatic 周囲のテキストのベースラインとの並べ方 BaseStyle {} 2Dスライダーのベーススタイル指定 ContinuousAction True スライダーが動かされるたびに継続的に更新するかどうか Enabled Automatic 2Dスライダーを有効にするか,灰色(無効)にするか Exclusions {} 除外すべき特定の点 ImageMargins 0 表示された2Dスライダー画像の周りの余白 ImageSize Automatic 表示された2Dスライダーの全体的な画像サイズ - Appearance->"Labeled"は,スライダーの現行値を編集可能なラベルとして表示する.
- BaseStyleの設定値は,一般に現行スタイルシートの"Slider2D"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに加えられる.
- Slider2D[]はSlider2D[{0.5,0.5}]と等価である.
例題
すべて開くすべて閉じるオプション (12)
Enabled (1)
デフォルトでSlider2Dは有効になっている:
特性と関係 (1)
LocatorあるいはLocatorPaneはコントロールをグラフィックス中に入れなければならないときに使うことができる:
考えられる問題 (1)
Slider2Dの限界は,x と y の範囲ではなく角の座標を与えることで指定する:
テキスト
Wolfram Research (2007), Slider2D, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Slider2D.html (2017年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "Slider2D." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/Slider2D.html.
APA
Wolfram Language. (2007). Slider2D. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Slider2D.html