Sow

Sow[e]

囲み込んでいる最も近くのReapによって e が収集されるように指定する.

Sow[e,tag]

パターンが tag とマッチする,囲み込んでいる最も近くのReapによって e が収集されるように指定する.

Sow[e,{tag1,tag2,}]

etagiにマッチする各パターンにつき1回ずつ収集されるように指定する.

詳細

  • Sow[e,]e を返す.
  • 複数の同じ tagiがあると,Reapが返したリストの中で単一の式を何度も表示することができる.
  • Sow[e]Sow[e,None]と等価である.
  • Sow[e,{{tag}}]{tag}タグの付いた式を播く.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (4)

Reapが集めるように一部を「播いて」一連の式を評価する:

各ステップでi^2を「播いて」総和を計算する:

異なるタグで「播かれた」式についてそれぞれリストを作る:

タグxを付けて「播かれた」式だけを刈り取る:

スコープ  (5)

Sowは計算のどこで用いてもよい:

関数の内側でも作用する:

単一の式に複数のタグを付けて「播く」こともできる:

単一のタグが繰り返されると,式は繰り返し播かれる:

Reap中のパターンはどのタグを集めるかの指定に使うことができる:

デフォルトはパターン_なので,すべてが集められる:

タグはのような形でもよく,次はTrueFalseである:

アプリケーション  (3)

FindRootを評価するときに取られる全ステップのリストを作る:

1/100より下の反復はそのままにして,反復するマップを評価する:

10を法とする の値の同値類を求める:

特性と関係  (2)

Sow[x]x を副産物として「播いて」返す:

播かれた式は一番内側に囲み込まれているReapによって刈り取られる:

Wolfram Research (2003), Sow, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Sow.html.

テキスト

Wolfram Research (2003), Sow, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Sow.html.

CMS

Wolfram Language. 2003. "Sow." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Sow.html.

APA

Wolfram Language. (2003). Sow. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Sow.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_sow, author="Wolfram Research", title="{Sow}", year="2003", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Sow.html}", note=[Accessed: 17-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_sow, organization={Wolfram Research}, title={Sow}, year={2003}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/Sow.html}, note=[Accessed: 17-November-2024 ]}