StringCount

StringCount["string","sub"]

"sub""string"の部分文字列として現れる回数を与える.

StringCount["string",patt]

"string"中で一般的な文字列式 patt にマッチする部分文字列の数を与える.

StringCount["string",{patt1,patt2,}]

任意の pattiの出現回数を数える.

StringCount[{s1,s2,},p]

siの結果のリストを与える.

詳細とオプション

  • 文字列式 patt は,StringExpressionの注釈で指定されているどのオブジェクトでも含むことができる.
  • デフォルトのオプション設定Overlaps->Falseでは,重複する部分文字列は別個のものとしては数えられない.設定をOverlaps->Trueにすると,StringCountはそのような部分文字列を別のものとして扱うようになる.
  • Overlaps->Allと設定すると,同一の文字列式にマッチする複数の部分文字列はすべて別々なものとして数えられる.設定をOverlaps->Trueにすると,指定の位置から始めて最初にマッチする部分文字列だけが別なものとして数えられる.
  • オプション設定IgnoreCase->Trueの場合,StringCountは大文字と小文字を同じものとして扱う.
  • StringCount["string",RegularExpression["regex"]]は,指定された正規表現にマッチする部分文字列の数を与える.
  • StringCount[BioSequence["type","seq"],patt]は文字列"seq"中で patt とのマッチの数を数える.この場合,patt 中の縮重記号は,生体分子配列のタイプに基づいて,ワイルドカードパターンとして解釈される.Verbatim["patt"]を使って縮重記号を文字通りマッチする.
  • BioSequenceのドキュメントには,各生体分子配列タイプについてサポートされる縮重記号がリストされている.
  • StringCountが操作する生体分子配列が環状の場合は,ラップアラウンドマッチが可能である.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

文字列"abbaabbaa"中の"bb"の出現回数:

異なる x 個の文字について"axc"の形式を持つ部分文字列数を数える:

スコープ  (8)

文字列パターンを使う:

正規表現:

混合された正規表現と文字列パターン:

どちらかの部分文字列を数える:

StringCountは自動的に文字列のリストに縫い込まれる:

DNA配列の中のコドン長の部分文字列を数える:

特定の生体分子配列で数えられたパターンでワイルドカードを使う:

"Y"は,生体分子配列以外では,縮重記号でワイルドカードではない:

追加のラップアラウンドマッチを使うと,循環的な生体分子配列で見付かるかもしれない:

Verbatimを使って文字通りの縮重記号だけを数える:

オプション  (3)

IgnoreCase  (1)

"abAB"中の"a"の出現回数:

大文字小文字の違いを無視する:

Overlaps  (2)

"the cat in the hat"中の"t"で始まって"t"で終る部分文字列すべて:

StringCountはデフォルトでは重複は含まない:

以下では重複したものも含まれている:

以下には,同じ位置から始まる重複が含まれている:

環状DNA配列の部分列を数える:

部分列間のオーバーラップを許容する:

アプリケーション  (3)

1千万個のランダムなDNA塩基配列:

アデニンが対称に位置する配列の数:

アメリカ合衆国憲法の中に単語が何語あるかを求める:

"president"という単語が何回使われているかを求める:

長さが4で2つの文字からなりそれ自身が重複する文字列のすべて:

特性と関係  (1)

StringCountはマッチする部分文字列の数を与える:

StringCasesから得たマッチする部分文字列の長さ:

Wolfram Research (2004), StringCount, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/StringCount.html (2020年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2004), StringCount, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/StringCount.html (2020年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2004. "StringCount." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/StringCount.html.

APA

Wolfram Language. (2004). StringCount. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/StringCount.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_stringcount, author="Wolfram Research", title="{StringCount}", year="2020", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/StringCount.html}", note=[Accessed: 15-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_stringcount, organization={Wolfram Research}, title={StringCount}, year={2020}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/StringCount.html}, note=[Accessed: 15-November-2024 ]}