"SparseArray" (コンパイルタイプ)

"SparseArray"::[type,rank]

指定された型とランクの要素を持つ,疎配列複合型を表す.

詳細

  • "SparseArray"Typedおよび型を指定する関連した構造で使うことができる.

特性

  • "SparseArray"::[type, rank]では,指定されていない値は常に0となり,rank は1か2のいずれかとなる.

変換

    式から

  • SparseArray式は,"SparseArray"で生成された型のコンパイルコード要素に変換することができる.
  • 式へ

  • "SparseArray"で生成された型のコンパイルコード要素はSparseArray式に変換することができる.

例題

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  (1)

"SparseArray"CompiledCodeFunctionの入力および出力として使うことができる:

スコープ  (1)

SparseArray特性はCompiledCodeFunction内で使える場合がある:

これは"Density"特性に等しい:

この関数は実数演算を使うので,要素の合計数が機械サイズの整数にとって大きすぎるときでも対応する:

Neat Examples  (1)

疎行列のベキ級数を計算する:

これは行列の平方を計算することに等しい:

指数関数の係数を生成し,それを使って行列の指数関数を計算する:

指数関数を計算するにはMatrixExp関数を使った方がよいが,ベキ級数の結果は近かった: