名前付きの結晶族.

Entity["CrystalFamily",name]または

タイプ"CrystalFamily"の実体を表す.

[prop]

指定された特性の値を与える.

[{propi,}]

特性のリストの値を与える.

EntityClass["CrystalFamily",{propispeci,}]

speci で定義された propi の値を持つ実体のクラスを表す.

実体のサンプル

特性

  • AlternateNamesalternate names
    AngleRelationsangle relations
    BravaisLatticesBravais lattice
    CrystallographicPointGroupscrystallographic point groups
    CrystallographicSpaceGroupscrystallographic space groups
    CrystalSystemscrystal system
    EdgeRelationsedge relations
    EntityClassesentity classes
    EntityTypeListentity type list
    LatticeSystemslattice systems
    Namename
    RequiredPointGroupSymmetriesrequired point group symmetry
    UnitCellVolumeunit cell volume

詳細

  • "CrystalFamily"実体は,三次元の名前付きの結晶族からなる.立方晶系,六方晶系,単斜晶系,斜方晶系,正方晶系,三斜晶系の6つがある.
  • 結晶族は,格子と点群によって決定され,よく使われる格子系に割り当てられた空間群を持つ結晶系を組み合せることによって形成される.三次元では,六方晶系と三方晶系が六方結晶族にひとまとめにされることを除いては,結晶族と結晶系は同じである.
  • 特性の中には,"CrystalFamily"実体タイプ全体について使え,EntityValue["CrystalFamily",property]の形式を使って得られるものもある.そのような特性には以下が含まれる.
  • "Properties"使用できる特性のリスト
    "PropertyCanonicalNames"使用できる特性の標準名
    "SampleEntities"使用できる実体のサンプルリスト(通常の長さは10)
    "SampleEntityClasses"使用できる実体クラスのサンプルリスト(通常の長さは10)
    "EntityCount"使用できる実体の数
    "Entities"使用できる実体のリスト
    "EntityCanonicalNames"使用できる実体の標準名
    "EntityClasses"使用できる実体クラスのリスト
    "EntityClassCanonicalNames"使用できる実体クラスの標準名
    "PropertyClasses"使用できる特性クラスのリスト
    "PropertyClassCanonicalNames"使用できる特性クラスの標準名
    "PropertyCount"使用できる特性の数
  • EntityValue["CrystalFamily",property,annotation]の第3引数として以下の注釈が使える.
  • "Source"特性の出典情報
    "Date"実体特性値に関連する日付(あれば)
    "EntityAssociation"実体と実体特性値の連想
    "PropertyAssociation"特性と実体特性値の連想
    "EntityPropertyAssociation"指定の実体がキー,値が特性と実体特性値のネストした連想である連想
    "PropertyEntityAssociation"指定の特性がキー,値が実体と実体特性値のネストした連想である連想
    "Dataset"指定の実体がキー,値が特性名と実体特性値の連想であるデータ集合
  • EntityValue[property,annotation]の第2引数として以下の注釈が使える.
  • "Qualifiers"特性の可能な限定子のリスト
    "QualifierValues"各限定子に与えることができる値のリスト
    "DefaultQualifierValues"特性の限定子のデフォルト値のリスト
    "Description"特性についての短いテキストでの説明
    "Definition"テキストでの特性についての詳しい説明
    "PhysicalQuantity"実体特性値に関連する物理量
    "Unit"実体特性値に関連する単位
  • 限定子の値であるAutomaticは,適用できる形式の値が使えることを意味する.例えば,"Date"限定子には固有の日付や日付範囲が含まれる.

例題

  (4)

実体を調べる際には,を使う:

ある実体の特性値を求める:

ある実体について使用できる特性すべてのデータ集合を取り出す:

三方結晶系に対応する結晶族を取り出す: