言語を書くのに使われるグラフィックス文字の集合.

Entity["WritingScript",name]または

タイプ"WritingScript"の実体を表す.

[prop]

指定された特性の値を与える.

[{propi,}]

特性のリストの値を与える.

EntityClass["WritingScript",{propispeci,}]

speci で定義された propi の値を持つ実体のクラスを表す.

実体のサンプル

実体クラスのサンプル

特性

  • AlternateNamesalternate names
    Baselinebaseline
    CaseQcase
    ComplexPositioningQcomplex positioning
    ContextualFormsQcontextual forms
    DiacriticsQdiacritics
    EntityClassesentity classes
    EntityTypeListentity type list
    ISO15924CodeISO 15924 fourletter code
    ISO15924CodeNumericISO 15924 numeric code
    ISO15924GroupISO 15924 group
    ISO15924NameISO 15924 name
    Ligaturesligatures
    Namename
    ReorderingQreordering required
    SplitGraphsQsplit graphs
    Statusstatus
    Typetype
    UnicodeAliasUnicode alias
    WhiteSpacewhite space
    WritingDirectionwriting direction

詳細

  • "WritingScript"実体には,さまざまな言語の表記形式に使われるシンボルの集合を形成する"Latin"(ラテン文字),"Cyrillic"(キリル文字)等の表記システムが含まれる.
  • "WritingScript"実体クラスには,表記の方向,タイプ,状況,その他の特徴によって分けられたスクリプトのグループが含まれる.
  • 特性の中には,"WritingScript"実体タイプ全体について使え,EntityValue["WritingScript",property]の形式を使って得られるものもある.そのような特性には以下が含まれる.
  • "Properties"使用できる特性のリスト
    "PropertyCanonicalNames"使用できる特性の標準名
    "SampleEntities"使用できる実体のサンプルリスト(通常の長さは10)
    "SampleEntityClasses"使用できる実体クラスのサンプルリスト(通常の長さは10)
    "EntityCount"使用できる実体の数
    "Entities"使用できる実体のリスト
    "EntityCanonicalNames"使用できる実体の標準名
    "EntityClasses"使用できる実体クラスのリスト
    "EntityClassCanonicalNames"使用できる実体クラスの標準名
    "PropertyClasses"使用できる特性クラスのリスト
    "PropertyClassCanonicalNames"使用できる特性クラスの標準名
    "PropertyCount"使用できる特性の数
  • EntityValue["WritingScript",property,annotation]の第3引数として以下の注釈が使える.
  • "Source"特性の出典情報
    "Date"実体特性値に関連する日付(あれば)
    "EntityAssociation"実体と実体特性値の連想
    "PropertyAssociation"特性と実体特性値の連想
    "EntityPropertyAssociation"指定の実体がキー,値が特性と実体特性値のネストした連想である連想
    "PropertyEntityAssociation"指定の特性がキー,値が実体と実体特性値のネストした連想である連想
    "Dataset"指定の実体がキー,値が特性名と実体特性値の連想であるデータ集合
  • EntityValue[property,annotation]の第2引数として以下の注釈が使える.
  • "Qualifiers"特性の可能な限定子のリスト
    "QualifierValues"各限定子に与えることができる値のリスト
    "DefaultQualifierValues"特性の限定子のデフォルト値のリスト
    "Description"特性についての短いテキストでの説明
    "Definition"テキストでの特性についての詳しい説明
    "PhysicalQuantity"実体特性値に関連する物理量
    "Unit"実体特性値に関連する単位
  • 限定子の値であるAutomaticは,適用できる形式の値が使えることを意味する.例えば,"Date"限定子には固有の日付や日付範囲が含まれる.

例題

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  (4)

実体を調べる際には,を使う:

ある実体の特性値を求める:

ある実体について使用できる特性すべてのデータ集合を取り出す:

大文字あるいは小文字の文字がない表記スクリプトをすべて求める:

スコープ  (1)

陰的な実体クラス  (1)

陰的な実体クラスのシンタックスと"ISO15924"実体を使って,表記スクリプトを調べる:

それらのスクリプトを使う言語の中で,使用者の数が最大である国を示す:

陰的な実体クラスのシンタックスで"WritingScriptStatus"と"WritingDirection"の実体を使って,右から左に縦書きで書く歴史的な表記スクリプトを求める: