BMP (.bmp,.dib)
予備知識
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- MIMEタイプ:image/bmp
- BMP Windowsビットマップ形式.
- ラスタ画像形式.
- Microsoft Windowsオペレーティングシステムのネイティブビットマット形式.
- BMPはBitmapから派生した頭字語である.
- バイナリファイル形式.
- 種々の色解像度でカラーのビットマップを保管する.
- チャンネルごとに異なるビット深度が可能.
- 256 8ビットRGBカラーまでの減色パレットをサポートする.
- 透明色をサポートする.
- 無圧縮,またはランレングス符号化形式でデータを保管する.
ImportとExport
- Import["file.bmp"]はBMPファイルをインポートし,Imageオブジェクトを返す.
- Import["file.bmp",elem]はBMPファイルから指定された要素をインポートする.
- インポート形式はImport["file","BMP"]またはImport["file",{"BMP",elem,…}]で指定できる.
- Export["file.bmp",expr]はグラフィックスやその他の任意の画像の式をBMPにエキスポートする.
- Notebook式とCell式はBMPにエキスポートできる.
- Wolfram言語のグラフィックスまたは任意の式をBMPにエキスポートすると,結果の画像はその表示形式と同じラスタサイズとなる.
- デフォルトでは画像オブジェクトはそのラスタサイズでエキスポートされる.
- BMPはラスタ画像形式であるので,フォントはすべてエキスポートの際にラスタライズされる.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import, Export ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする CloudImport, CloudExport クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする ImportString, ExportString 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする ImportByteArray, ExportByteArray バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - データ表現要素:
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"Data" "ColorSpace"で指定された符号化に基づく色の値の配列 "Graphics" 画像を表すGraphicsオブジェクト "Image" Image オブジェクトとして与えられるラスタ画像 "RawData" 整数配列で与えられるカラーインデックス - ImportとExportはデフォルトで"Image"要素をWindowsビットマップファイルに使用する.
- Exportはバイナリ,グレースケース,カラーの画像を保管する際に,自動的に最も適したBMPファイルタイプを選択する.
- Exportは,色が割り当てられたラスタグラフィックスをエキスポートするとき,あるいは"ColorMap"要素が指定されているときは,インデックスカラーのBMPファイルを作成する.
- Importの高度な要素:
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"BitDepth" ファイルの色チャンネルの符号化に使用するビット数 "Channels" ファイルで使用される色チャンネルの数 "ColorDepth" 各画素のビット数 "ColorMap" ファイルで使用する減色パレット "ColorSpace" 色符号化 "ImageCompression" ファイルで使用する圧縮法 "ImageResolution" グラフィックスを描画する際の解像度 "ImageSize" インポートされたBMPのサイズ "Summary" ファイルの概要 - BMP形式は"ColorDepth"について以下の値をサポートする:
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1 2色のパレット 4 サイズ16の減色パレット 8 サイズ256の減色パレット 16 一般に色チャンネルあたり5ビット 24 チャンネルあたり8ビットのRGB 32 一般に不透明度を伴う8ビットRGB