Real128

予備知識

    • IEEE4倍精度数の均一な列.
    • バイナリデータ形式.

ImportとExport

  • Import["file","Real128"]は任意のファイルを128ビットのIEEE4倍精度数としてインポートし,実数のパックアレーを返す.
  • Export["file",list,"Real128"]は実数のリストをfile にエキスポートする.
  • Import["file",{"Real128",elem}]あるいはImport["file",elem ] は指定された要素をfile からインポートする.
  • Import["file",{"Real128",{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Data"実数のリスト
  • デフォルトでImportExport"Data"要素を使用する.
  • Import["file",{"Real128",n}]n 番目の4倍精度数をfile から読み取る.
  • ImportInfinityをIEEEの「無限大」について返し,IndeterminateをIEEEの「NaN(無数)」について返す.
  • 末尾のバイトは,インポートされたファイルの大きさがデータサイズの倍数ではない場合には,無視される.

オプション

  • 一般的なオプション:
  • ByteOrdering$ByteOrdering使用するバイト順
  • Importオプション:
  • "HeaderBytes"0ファイルの最初で省くバイト数

例題

  (1)

整数と実数のリストをIEEEの4倍精度数に変換する:

前の結果をWolfram言語の数に変換しなおす: