Wolfram System Modeler 12.1の新機能
System Modeler 12.1の主要な新機能のリスト.
モデリング
- カスタマイズ可能なユーザモードによって,プレゼンテーションや教育現場でのインターフェースを簡略化し,調整する.
- 「ユーザモード」は,WSMの以前のバージョンの「ウィンドウレイアウト」に置き換わるものである.
- "Modeler"は,デフォルトのユーザモードであり,すべてのモデリングツールへのアクセスをユーザに提供する.
- "Beginner"は,制約,簡約されたモードである(ツールとビューの数が少なく,ダイアログのオプションも少ない).
- "Presenter"は,プレゼンテーション中にモデルを示す際に使える.
- ユーザモードは,Model Centerの右下端から切り替えることができる.
- Modelicaに対する拡張されたGUIサポート.
- min,max,nominal等の事前定義されたタイプの属性.
- choices,Evaluate,HideResult,absoluteValue,Inline等の注釈.
- redeclareとconstrainedbyを使った設定可能なモデルのより良いサポート.
- すべての注釈を削除してクラス定義をコピーしたり表示したりする.
- 項目を選択せずにアイコン/ダイアグラムビューでEscを押して(最初に押すと項目の選択が解除される),ツールをPointerツールにリセット.
- 移動操作中にSpaceを押すと,選択された項目がアイコン/ダイアグラムビューで90度回転.
- オブジェクトを選択するマウスクリックがより賢いものになった.
- Modelicaに準拠していないコードをより簡単に拒否.
- 無効なModelicaコードに対するエラーメッセージがより詳しいものになった.
- Modelica Standard Library
シミュレーション
- Simulation Centerにおけるstart属性の取扱いの向上.
- Equation Browserでのstart属性の設定.
- Equation Browserにおけるユーザビリティの向上.
- シミュレーションのログメッセージを方程式系にリンクする機能の拡張.
- エクスペリメントのPlotタブのプロットされた変数がどこにあるかを示す.
- プロットの測定値が時点や時間区間について詳しい情報を与える.
- 2本の y 軸を一緒にプロットすることで,2つの互換性のない単位を単一のプロット内で使用することが自然に行える.
計算
- 同期モデルにおけるModelica言語構造のサポート.
- Modelica_Synchronousライブラリと互換性がある(Modelica Standard Libraryを含む).
- より速い関数行列式評価のために色付けされた関数行列式.
- 離散値変数と連続値変数の両方で,方程式系の記号的処理が向上.
- 方程式に条件付きのみで起る変数をより保守的に取り扱う.