連分数と有理近似
連分数は,基底の乗算ではなく除算による,数を表現する数字の列の代りになるものと考えることができる.連分数は500年以上に渡って研究が行われ,力学系理論および整数論のアルゴリズムへの応用においてその重要さが増した.Wolfram言語には2次の無理数の厳密な連分数を処理したり,連分数における多数の項を求めるための,効率的な独自のアルゴリズムがある.
ContinuedFraction — 連分数展開
FromContinuedFraction — 連分数から厳密数あるいは非厳密数を構築する
Convergents — 連分数の漸次収束のリスト
Rationalize — 有理近似を求める
QuadraticIrrationalQ — 2次無理数(循環する連分数)であるかどうかを判定する
ContinuedFractionK — 記号式から連分数を構築する
Khinchin — ランダムな連分数を表すヒンチン(Khinchin)の定数
代表的な連分数を伴うオブジェクト
Sqrt ▪ E ▪ Tan ▪ BesselI ▪ Pi ▪ ChampernowneNumber