初期化とプロビジョニング
Wolfram言語では新しいセッションの初期化方法についての情報を永続的に保存することができる.永続ストレージは一般的な永続値メカニズムを使用し,ユーザ,マシン,インストール等について固有のものにすることが可能である.
デフォルトのシステム全体の初期化
$Initialization — メインシステムの初期化の後に解放し評価するシンボル
$InitializationContexts — Needsでロードするコンテキストのリストを与えるシンボル
$PreInitialization — メインシステムの初期化の前に解放し評価するシンボル
終了
$Epilog — セッション終了時に評価するシンボル
特定のシンボルの初期化
InitializationValue — 起動時にシンボルに割り当てられることになる,設定可能な値
$PersistenceBase — デフォルトの永続値の位置(セッション,ローカル,クラウド等)
EvaluationEnvironment — いつ初期化値が使われるべきかを指定するオプション
$NoValue — 任意の値をクリアするシンボルの特別な初期化値
Initialize — 個々のシンボルあるいはシステム全体に対して初期化を行う
$PersistencePath — 初期化情報を検索するデフォルトの場所
InitializationObjects — すべての初期化オブジェクトのリストを与える