プログラム可能な言語学的インターフェース
強力な分布プリミティブと,組込みの何百もの自然言語トークン型が即座に使えることで,Wolfram言語はカスタムの自然言語インターフェースを作成し,それをクラウドに配備してプログラム,ノートブック,フォーム,APIで利用できるようにするための合理化されたシステムを提供する.
GrammarRules — 分布規則の記号表現
CloudDeploy — クラウドに分布規則を配備する
GrammarApply — 指定の文法を用いて入力の解釈を試みる
Interpreter — 配備された文法をフォームやAPI等で使用する
文法要素
StringExpression — 任意の文字列パターン
RegularExpression — 標準表記による正規表現
GrammarToken — 組込みの自然言語領域に合致する,またはカスタムのものを定義する
Restricted — 組込みの文法トークンの制約を指定する
文法構成プリミティブ
Alternatives (|) — 複数の可能な別の形式
OptionalElement — 任意で省略された形式で,デフォルト値を伴うこともある
FixedOrder — 固定順序でなければならない形式
AnyOrder — どのような順序でも可能な形式
DelimitedSequence — 区切り文字を挟んで繰り返される形式
Pattern (:) — 文法の作用で使用する名前を割り当てる
CaseSensitive — 形式が大文字・小文字が合致しなければならない形式であることを指定する
Whitespace ▪ NoWhitespace ▪ DigitCharacter ▪ LetterCharacter
文法作用
RuleDelayed () — 合致するものが見付かったときに行われる作用を定義する
文法オプション
IgnoreCase — 大文字・小文字の区別を無視するかどうかを指定する
AllowLooseGrammar — 文法的「言い間違い」を無視するかどうか
AmbiguityFunction — 曖昧さの解釈の取り扱い方を指定する