ActivePrediction
ActivePrediction[f,{conf1,conf2, …}]
設定例 confiの値を決定するために関数 f を使って得られたアクティブな予測の結果を表すオブジェクトを与える.
ActivePrediction[f,reg]
reg で指定された領域内で設定を生成する.
ActivePrediction[f,sampler]
関数 sampler を適用して設定を生成する.
ActivePrediction[f,{conf1,conf2,…}nsampler]
関数 nsampler を,confiの1つから始めて連続的に生成された設定に適用する.
詳細とオプション
- ActivePrediction[…]は,ActivePredictionObject[…]["prop"]を使って特性が得られるActivePredictionObject[…]を返す.
- 次は使用可能な特性である.
-
"EvaluationHistory" 調べられた設定と対応する値 "Method" アクティブな予測に使われたメソッド "PredictorFunction" 得られた最高のPredictorFunction[…] "PredictorMeasurementsObject" 得られた最新のPredictorMeasurementsObject[…] "OracleFunction" 値の決定に使われたもとの関数 f "LearningCurve" 平均クロスエントロピー進化をプロットする "Properties" 使用可能な全特性のリスト - 設定は,Predictが取り得る任意の形(単一のデータ要素,データ要素のリスト,データ要素の連想等)と任意のタイプ(数,テキスト,サウンド,画像等)でよい.
- 設定 conf に適用された場合の関数 f の出力は実数値でなければならない.
- ActivePrediction[f,spec]の spec は関数 f の領域を定義する.領域は,設定のリスト,幾何学領域,あるいは設定生成関数で定義することができる.
- ActivePrediction[f,sampler]の sampler[]は適用される f に適した設定を出力しなければならない.
- ActivePrediction[f,{conf1,conf2,…}nsampler]の nsampler[conf]は設定を出力しなければならない.
- ActivePredictionにはPredictと同じオプションに以下の追加・変更を加えたものを使うことができる. [全オプションのリスト]
-
InitialEvaluationHistory None 設定の初期集合と値 MaxIterations 2000 最大反復回数 Method Automatic クエリする設定と使用する予測アルゴリズムを決定するメソッド RandomSeeding 1234 どのような擬似乱数生成器のシードを内部的に使うべきか - Methodの可能な設定には以下がある.
-
Automatic メソッドを自動的に選択する "Randomized" 領域からランダムに設定を選ぶ "MaxEntropy" 予測器の不確かさが最高になる設定を選ぶ assoc 評価戦略と予測メソッドを指定する連想 - 連想は,Methodassoc の形で要素を持つことができる.
-
"EvaluationStrategy" いずれの設定についてクエリするかを決定するメソッド "PredictionMethod" 予測に用いるメソッド - RandomSeedingの可能な設定
-
Automatic 関数が呼び出されるたびに自動的にシードを変える Inherited 外部シードの乱数を使う seed 明示的な整数または文字列をシードとして使う -
AcceptanceThreshold Automatic 異常検出器の稀少確率閾値 AnomalyDetector None 予測器が使う異常検出器 FeatureExtractor Identity 学習対象となる特徴をどのように抽出するか FeatureNames Automatic 入力データに割り当てる特徴の名前 FeatureTypes Automatic 入力データに仮定する特徴タイプ IndeterminateThreshold 0 どの確率密度より下でIndeterminateを返すか InitialEvaluationHistory None 設定の初期集合と値 MaxIterations 2000 最大反復回数 Method Automatic クエリする設定と使用する予測アルゴリズムを決定するメソッド MissingValueSynthesis Automatic 欠測値の合成方法 PerformanceGoal Automatic パフォーマンスのどの面について最適化するか RandomSeeding 1234 どのような擬似乱数生成器のシードを内部的に使うべきか RecalibrationFunction Automatic 予測された値をどのように後処理するか TargetDevice "CPU" そこで訓練を行うターゲットデバイス TimeGoal Automatic 分類器の訓練にどのくらい時間をかけるか TrainingProgressReporting Automatic 訓練中の進捗状況をどのようにレポートするか UtilityFunction Automatic 実測値/予測値の関数としての効用 ValidationSet Automatic 生成されたモデルを確かめるためのデータ
全オプションのリスト
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
設定の集合を与えられた場合に,ActivePredictionObject[…]を訓練して関数についての予測器を求める:
予測オブジェクトを訓練して領域が区間で定義されている関数の予測器を求める:
予測オブジェクトを訓練して,領域が設定生成器で定義されているDet関数の予測器を求める:
スコープ (3)
オプション (3)
InitialEvaluationHistory (1)
MaxIterations (1)
アプリケーション (2)
ランダムな場所を1000箇所サンプルとして取ってモデルの品質をテストする:
対数尤度関数予測器 (1)
Fisherのアヤメに関するデータ集合をロードし,訓練集合とテスト集合に分ける:
分類器を訓練サンプルについて訓練し,指定で選択されたハイパーパラメータで検定サンプルについての"LogLikelihoodRate"を与えるLogLikelihood関数を構築する:
予測オブジェクトを訓練して矩形領域上のLogLikelihood関数の予測器を求める:
テキスト
Wolfram Research (2017), ActivePrediction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ActivePrediction.html (2017年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2017. "ActivePrediction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/ActivePrediction.html.
APA
Wolfram Language. (2017). ActivePrediction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ActivePrediction.html