ArcCoth

ArcCoth[z]

複素数 の逆双曲線余接を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • 特別な引数の場合,ArcCothは自動的に厳密値を計算する.
  • ArcCothは任意の数値精度で評価できる.
  • ArcCothは自動的にリストに関数の並列的な適用を行う.
  • ArcCoth[z]は,複素 平面上,の範囲で不連続な分枝切断線を持つ.
  • ArcCothIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

予備知識

  • ArcCothは,逆双曲線余接関数である.ArcCoth[x]は,実数 について, となるような の双曲線角度を表す.
  • ArcCothは自動的にリストに縫い込まれる.特別な引数の場合,ArcCothは自動的に厳密値を計算する.厳密な数式が引数として与えられると,ArcCothは任意の数値精度に評価できることがある.ArcCothを含む記号式の操作に便利なその他の演算には,FunctionExpandTrigToExpTrigExpandSimplifyFullSimplifyがある.
  • ArcCothは,複素引数 について,によって定義される.ArcCoth[z]は複素 平面上で不連続な分枝切断線を持つ.
  • 関連する数学関数には,ArcTanhCothArcCotがある.

例題

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  (6)

数値的に評価する:

実数の部分集合上でプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点における級数展開:

Infinityにおける漸近展開:

特異点における漸近展開:

スコープ  (43)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素引数について評価する:

ArcCothを高精度で効率的に評価する:

Intervalオブジェクトと CenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のArcCoth関数を計算することもできる:

特定の値  (5)

固定点におけるArcCothの値:

無限大における値:

ArcCothの特異点:

方程式を満足させる の値を求める:

簡単な厳密値は自動的に生成される:

可視化  (3)

ArcCoth関数をプロットする:

の実部をプロットする:

の虚部をプロットする:

の極プロット:

関数の特性  (11)

ArcCothは,区間からの0を除くすべての実数値について定義される:

複素領域:

ArcCothは0を除くすべての実数値に達する:

複素領域からの引数についての関数の範囲:

ArcCothは奇関数である:

ArcCothは解析関数ではない:

有理型でもない:

ArcCothは非減少でも非増加でもない:

ArcCothは単射である:

ArcCothは全射ではない:

ArcCothは非負でも非正でもない:

[-1,1]に特異点と不連続点の両方を持つ:

ArcCothは凸でも凹でもない:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

次導関数の式:

積分  (3)

ArcCothの不定積分:

ArcCothを含む定積分:

その他の積分例:

級数展開:  (4)

Seriesを使ってテイラー(Taylor)展開を求める:

の周囲のArcCothの最初の3つの近似をプロットする:

ArcCothの級数展開における一般項:

分岐点と分枝切断線における級数展開を求める:

ArcCothはベキ級数に適用できる:

関数の恒等式と簡約  (3)

ArcCothを含む式を簡約する:

Logを使ってArcCothを表す:

変換し直す:

実変数 および を仮定して展開する:

関数表現  (5)

ArcCothを使って表現する:

逆ヤコビ関数を介した表現:

ArcCothHypergeometric2F1の特殊ケースである:

ArcCothMeijerGによって表すことができる:

ArcCothDifferentialRootとして表すことができる:

アプリケーション  (3)

ArcCothの分枝切断線:

微分方程式を解く:

確率変数が平均から1標準偏差内にある確率を計算する:

この確率の数値を得る:

この領域で確率密度関数をプロットする:

特性と関係  (1)

Logを使ってArcCothを表す:

もとに戻す:

Wolfram Research (1988), ArcCoth, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCoth.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), ArcCoth, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCoth.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "ArcCoth." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCoth.html.

APA

Wolfram Language. (1988). ArcCoth. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ArcCoth.html

BibTeX

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