ColorData

ColorData["scheme"]

パラメータ値に適用されたときに指定されたカラースキームで色を生成する関数を返す.

ColorData["scheme","property"]

カラースキームの指定の特性を返す.

ColorData["collection"]

名前付きの集合中のカラースキームのリストを返す.

ColorData[]

カラースキーム中の名前付き集合のリストを返す.

詳細

  • ColorData["scheme"][par]またはColorData["scheme",par]は,指定されたスキームのパラメータ値 par に対応するRGBColorオブジェクトを返す.
  • 典型的なスキームの集合
  • "Gradients"連続的な正規化された色階調度
    "Indexed"連続した整数で指標が付けられた色
    "Named"名前付きの色の集合
    "Physical"物理的なパラメータで決定された色
  • デフォルトで,色階調度は0から1までの範囲の1つのパラメータを持つ.
  • ColorData[{"gradient","Reverse"}]は0から1までの範囲の色の順位が逆になった色階調度を与える.
  • ColorData[{"gradient",{min,max}}]min から max までの範囲の色階調度を与える.
  • ColorData[n,]n 番目の指標が付いた色パレットを使う.
  • ColorData["scheme","property"]の可能な特性
  • "ColorFunction"パラメータに適用される色関数
    "ColorList"有限の指標付きのカラースキームのための色リスト
    "ColorRules"離散的な色のスキームのための色規則
    "Image"そのスキームでの色を示している画像
    "Name"カラースキームの英語名
    "Panel"当該スキームによる色を表すクリック可能なパネル
    "ParameterCount"スキームで使われているパラメータ数
    "Range"第1パラメータの可能な値の範囲
    {"Range",i} 番目のパラメータの可能な値の範囲
  • 範囲はスライダーでのように指定される.
  • {xmin,xmax}xmin から xmaxまでの連続した値
    {xmin,xmax,dx}刻み幅 dx の離散的な値
    {{x1,x2,}}特定の離散的な値
  • ColorData["scheme"]ColorDataFunctionオブジェクトを返す.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (5)

色を生成する関数を返す:

色階調度を使って曲面をプロットする:

色階調度の順序を逆にする:

プロットスタイルに指標付きのカラースキームを使う:

等高線の陰影付けに指標付きのカラースキームを使う:

スコープ  (23)

スキームと集合  (6)

集合のリストを求める:

各集合に属するスキームを求める:

階調度はColorFunctionにふさわしい連続する色関数である:

ColorData[{"gradient","Reverse"}]は色の順序が逆の色階調度関数を返す:

指標スキームは離散値に関連した色のリストからなっている:

名前付きスキームはよく知られた名前付きの色の集合である:

物理スキームは物理的な値に基づいた色を返す:

特性  (10)

カラースキームの全特性を求める:

"ColorFunction"ColorDataFunctionオブジェクトを返す:

離散的カラースキームの色のリストを得る:

階調度スキームと物理スキームは色のリストを返すことができない:

離散的なカラースキームから色の代替規則を得る:

スキームの代表的な画像を得る:

カラースキーム名を得る:

スキームのクリックできるパネルを得る:

スキームに必要なパラメータの数を得る:

第1パラメータの可能な値の範囲を得る:

範囲の値はSliderのようなコントロールで直接使うことができる:

特性の値  (7)

特性の値は任意の有効なWolfram言語の式でよい:

各スキームはColorDataFunctionオブジェクトを返す:

特定の範囲の値に適用されると,ColorDataFunctionはRGBカラーを返す:

階調度と物理スキームは連続区間で定義される:

指標付きスキームは離散値上に定義される:

指標付きの範囲はRangeを適用してリストにできる:

名前付きスキームは特定の値の集合上に定義される:

適用できない特性はMissing["NotApplicable"]を返す:

一般化と拡張  (2)

スキームの中には特化された画像とパネルを持つものもある:

指標付きのスキームの中には自然数について定義されるものもある:

これらの場合,リストと規則の一部だけが返される:

アプリケーション  (9)

階調度を使って色関数を定義する:

階調度を使って人口を表す:

Directiveを使ってさまざまな曲面の特性とColorDataを組み合せる:

ContourShadingで指標付きスキームの色のリストを使う:

MeshShadingで色のリストのパーティションを使う:

色規則を使ってHTMLカラー名をRGBの値で置き換える:

ArrayPlotで色の名前と色規則を組み合せて使う:

原子を適切な色で表す:

物理スキームを使ってさまざまなスペクトルを表す:

異なる温度について積分されたスペクトルの色:

特性と関係  (5)

階調度を名前で参照できるのはColorFunctionにおいてだけである:

階調度と物理的スキームは範囲外の値を切り取る:

指標付きスキームは周期的に色を繰り返す:

指標付きスキームは下限として整数ではない数を取る:

ChemicalDataは元素の色にColorData["Atoms"]を使う:

考えられる問題  (3)

名前付きのスキームは"Range"として名前のリストを返す:

Firstを使って名前のリストを取ることができる:

複数のColorFunctionスロットがあるプロットでは,特に指定がなければ最初のスロットが選ばれる:

プロットが高さの値で色付けされるように純関数を指定する:

階調度の中には,サンプル不足のために不自然な結果を返すものもある:

PlotPointsの値を大きくすると問題が小さくなることがある:

おもしろい例題  (4)

粒子の質感をランダムなノイズから生成する:

虹色を使ったランダムな凸凹のパターン:

すべての階調度のサムネイル:

すべての指標付きスキームのサムネイル:

Wolfram Research (2007), ColorData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ColorData.html (2010年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2007), ColorData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ColorData.html (2010年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2007. "ColorData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2010. https://reference.wolfram.com/language/ref/ColorData.html.

APA

Wolfram Language. (2007). ColorData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ColorData.html

BibTeX

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BibLaTeX

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