CosDegrees

CosDegrees[θ]

度の余弦を与える.

詳細

  • CosDegreesは,その他の三角関数とともに,高等学校の幾何の授業で学ばれ,多くの科学分野で使われている.
  • CosDegreesの引数の単位は度であると想定される.
  • CosDegreesは,その引数がの単純な有理数倍のときは自動的に評価される.より複雑な有理数倍のときはFunctionExpandが使えることもある.
  • CosDegreesは,直角三角形の隣辺と斜辺の比である.
  • CosDegreesは,ピタゴラスの恒等式 TemplateBox[{theta}, SinDegrees]^2+TemplateBox[{theta}, CosDegrees]^2=1SinDegreesと関連付けられている.
  • 特別な引数の場合,CosDegreesは,自動的に厳密値を計算する.
  • CosDegreesは任意の数値精度で評価できる.
  • CosDegreesは自動的にリストに縫い込まれる.
  • CosDegreesは,IntervalCenteredIntervalAroundの各オブジェクトに使うことができる.
  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (6)

引数は度を単位として与えられる:

単位辺を持つ直角三角形について45度のCosDegreesを計算する:

余弦を手計算で求める:

結果を確認する:

三角関数の方程式を解く:

三角関数の不等式を解く:

2周期に渡ってプロットする:

0における級数展開:

スコープ  (47)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力の精度は入力の精度に従う:

CosDegreesは複素数入力を取ることができる:

CosDegreesを高精度で効率的に評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計的区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のCosDegrees関数を計算することもできる:

特定の値  (6)

固定点におけるCosDegreesの値:

CosDegreesは,30度の有理倍で厳密値になる:

無限大における値:

簡単な厳密値は自動的に生成される:

より複雑な場合にはFunctionExpandを明示的に使用する必要がある:

CosDegreesの零点:

CosDegreesの極値:

CosDegreesの最小値を,最小値の近傍における(dTemplateBox[{x}, CosDegrees])/(d x)=0の根として求める:

結果に代入する:

結果を可視化する:

可視化  (4)

CosDegrees関数をプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

CosDegreesの実部をプロットする:

CosDegreesの虚部をプロットする:

CosDegreesの極プロット:

関数の特性  (13)

CosDegrees度を周期とする周期関数である:

FunctionPeriodでこれを確認する:

CosDegreesは,すべての実数値と虚数値について定義される:

CosDegreesは,からまでのすべての実数値に達する:

複素数の範囲は平面全体である:

CosDegreesは偶関数である:

CosDegreesは鏡面特性cos(TemplateBox[{z}, Conjugate])=TemplateBox[{{cos, (, z, )}}, Conjugate]を持つ:

CosDegreesx の解析関数である:

CosDegreesは特定の範囲で単調である:

CosDegreesは単射ではない:

CosDegreesは全射ではない:

CosDegreesは非負でも非正でもない:

CosDegreesは特異点も不連続点も持たない:

CosDegreesは凸でも凹でもない:

x[-90,90]のときは凹である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

次導関数の式:

積分  (3)

CosDegreesの不定積分をIntegrateを介して計算する:

周期上のCosDegreesの定積分は0である:

その他の積分:

級数展開  (3)

Seriesを使ってテイラー(Taylor)展開を求める:

CosDegreesについての 付近の最初の3つの近似をプロットする:

フーリエ(Fourier)級数:

CosDegreesはベキ級数に適用できる:

関数の恒等式と簡約  (5)

TrigExpandを使った二倍角の公式

角の和の公式:

四倍角の式:

TrigReduceを使ってもとの式を復元する:

TrigFactorを使って和を積に変換する:

TrigToExpを使って指数関数に変換する:

関数表現  (4)

SinDegreesを介した表現:

ピタゴラスの恒等式:

SinDegreesTanDegreesCotDegreesを介した表現:

SecDegreesを介した表現:

アプリケーション  (21)

基本的な三角関数のアプリケーション  (3)

のとき,角 CosDegreesを求める:

直角三角形の斜辺が2で角度30度が与えられている場合に,隣辺の長さを求める:

円を描く:

三角関数の不等式  (7)

105度のCosDegreesの値を和と差の式を使って計算する:

直接計算した結果と比較する:

15度のCosDegreesの値を半角の公式 を使って計算する:

2つのCosDegreesの積を三角関数の積と和の公式 を使って計算する:

この結果を,2つのCosDegreesの例を直接計算した積と比較する:

三角関数の式を簡約する:

三角関数の恒等式を確認する:

余弦定理を使って,で他の2辺の長さがのときの以下の三角形の辺の長さを求める:

これは,式で計算することもできる:

の数値:

等辺の長さが で低角が の二等辺三角形の底辺の長さを計算する:

底辺を計算する:

底辺の近似値を得る:

三角関数の方程式  (2)

基本的な三角関数の方程式を解く:

他の三角関数を含む三角関数の方程式を解く:

条件付きの三角関数の方程式を解く:

三角関数の不等式  (2)

次の三角関数の不等式を解く:

次の,他の三角関数を含む三角関数の不等式を解く:

より高度なアプリケーション  (7)

リサジュー(Lissajous)図:

等角(対数)螺線:

球をプロットする:

トーラスをプロットする:

2D波をプロットする:

ほとんど微分不可能なリーマン・ワイエルシュトラス(RiemannWeierstrass)関数を近似する:

CosDegrees関数とSinDegrees関数を使って円上の点を求める:

特性と関係  (11)

1度がラジアンであることをチェックする:

基本的な偶奇性と周期性の特性は自動的に適用される:

三角関数を含む複雑な式は自動的には簡約されない:

別の例:

FunctionExpandを使ってCosDegreesを根号によって表す:

逆三角関数による構成:

三角関数の方程式を解く:

超越方程式の数値根を求める:

関数をプロットして解が正しいかどうかをチェックする:

CosDegreesの零点:

FunctionExpandCosDegreesに適用すると,三角関数の式がラジアン単位で生成される:

TrigToExpの出力にExpToTrigを適用すると,三角関数がラジアン単位で生成される:

CosDegreesは数値関数である:

考えられる問題  (1)

機械精度入力は正しい答を得るためには不十分である:

厳密な入力を使うと正しい答が得られる:

おもしろい例題  (5)

三角関数は直角三角形の角度の測定値と辺の長さの比である:

三角関数の方程式を解く:

解に条件を加える:

引数の中には多重根号の有限数列として表せるものがある:

の不定積分:

大きさが揃っていない波(準周期関数):

Wolfram Research (2024), CosDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/CosDegrees.html.

テキスト

Wolfram Research (2024), CosDegrees, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/CosDegrees.html.

CMS

Wolfram Language. 2024. "CosDegrees." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/CosDegrees.html.

APA

Wolfram Language. (2024). CosDegrees. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/CosDegrees.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_cosdegrees, author="Wolfram Research", title="{CosDegrees}", year="2024", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/CosDegrees.html}", note=[Accessed: 03-December-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_cosdegrees, organization={Wolfram Research}, title={CosDegrees}, year={2024}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/CosDegrees.html}, note=[Accessed: 03-December-2024 ]}