DeleteCases
DeleteCases[expr,pattern]
式 expr のパターン pattern にマッチするすべての要素を削除する.
DeleteCases[expr,pattern,levelspec]
levelspec で指定されたレベルのパターン pattern にマッチする式 expr のすべての部分を削除する.
DeleteCases[expr,pattern,levelspec,n]
pattern にマッチする式 expr の最初の n 個の部分を削除する.
DeleteCases[pattern]
式に適用可能なDeleteCasesの演算子形を表す.
詳細とオプション
- Associationに適用されると,DeleteCasesは要素をその値に従って削除する.
- DeleteCases[pattern][expr]はDeleteCases[expr,pattern]に等しい.
- DeleteCasesのオプションHeads->Trueを使って,頭部を削除することができる.式の特定の要素の頭部を削除することは,式のこの点にFlattenAtを適用するのと同じである.
- DeleteCasesは,標準的なレベル指定を使う.
-
n レベル1からレベル n まで Infinity レベル1からInfinityまで {n} レベル n のみ {n1,n2} レベル n1からレベル n2まで - DeleteCasesにおける levelspec のデフォルト値は{1}である.
- 正のレベル n は, n 個の指標で指定される expr のすべての部分からなる.
- 負のレベル-n は,深さ n の expr のすべての部分からなる.
- レベル-1は,数,記号,その他の下位部分を持たないオブジェクトからなる.
- レベル0は式全体に相当する.
- DeleteCasesは,根よりも葉を先にするように,深さを第1とした順番で expr の部分を横断する.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (5)
スコープ (2)
アプリケーション (1)
Complementのように動作するが順序と多重度は保持する関数を構築する:
考えられる問題 (1)
Association中の頭部を削除すると,その項が除かれる:
テキスト
Wolfram Research (1991), DeleteCases, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DeleteCases.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1991. "DeleteCases." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/DeleteCases.html.
APA
Wolfram Language. (1991). DeleteCases. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DeleteCases.html