Do
Do[expr,n]
式 expr を n 回評価する.
Do[expr,{i,imax}]
変数 i の値が1から imaxまで刻み幅1で式 expr を順に評価する.
Do[expr,{i,imin,imax}]
初期値 i=imin から始める.
Do[expr,{i,imin,imax,di}]
di をステップの増分として使用する.
Do[expr,{i,{i1,i2,…}}]
連続する値 i1, i2, …を使用する.
Do[expr,{i,imin,imax},{j,jmin,jmax},…]
それぞれの i において j を変化させて,式 expr を評価する.
詳細
- Doは,Wolfram言語の標準的な反復指定を使う.
- Return,Break,Continue,ThrowをDoの中で使用することができる.
- Returnが明示的に使用されない限り,Doが返す値はNullとなる.
- Do[expr,Infinity]は,Break,Return,Throw,AbortあるいはQuitのような関数から退出するように明示的に指示されるまで expr を評価し続ける.
- Do[expr,spec]は,まず spec を評価し,続いて指定された変数を局所化し,その都度 expr を評価して連続的に変数に値を割り当てる.
- Doは実質的にBlockを使って変数の値や変数を局所化する.
- Do[expr,spec1,spec2]は,実質的にDo[Do[expr,spec2],spec1]と等価である.
- Parallelize[Do[expr,iter]]あるいはParallelDo[expr,iter]はDo[expr,iter]をすべてのサブカーネルで並列に計算する. »
例題
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一般化と拡張 (2)
テキスト
Wolfram Research (1988), Do, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Do.html (2015年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Do." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/Do.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Do. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Do.html