Do

Do[expr,n]

expr n 回評価する.

Do[expr,{i,imax}]

変数 i の値が1から imaxまで刻み幅1で式 expr を順に評価する.

Do[expr,{i,imin,imax}]

初期値 i=imin から始める.

Do[expr,{i,imin,imax,di}]

di をステップの増分として使用する.

Do[expr,{i,{i1,i2,}}]

連続する値 i1, i2, を使用する.

Do[expr,{i,imin,imax},{j,jmin,jmax},]

それぞれの i において j を変化させて,式 expr を評価する.

詳細

  • Doは,Wolfram言語の標準的な反復指定を使う.
  • ReturnBreakContinueThrowDoの中で使用することができる.
  • Returnが明示的に使用されない限り,Doが返す値はNullとなる.
  • Do[expr,Infinity]は,BreakReturnThrowAbortあるいはQuitのような関数から退出するように明示的に指示されるまで expr を評価し続ける.
  • Do[expr,spec]は,まず spec を評価し,続いて指定された変数を局所化し,その都度 expr を評価して連続的に変数に値を割り当てる.
  • Doは実質的にBlockを使って変数の値や変数を局所化する.
  • Do[expr,spec1,spec2]は,実質的にDo[Do[expr,spec2],spec1]と等価である.
  • Parallelize[Do[expr,iter]]あるいはParallelDo[expr,iter]Do[expr,iter]をすべてのサブカーネルで並列に計算する. »

例題

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  (3)

最初の4つの二乗を出力する:

n-3から5までステップ2で進む:

4つのランダムな整数を出力する:

スコープ  (8)

Print[x]を2回評価する:

ステップは負でもよい:

値は記号的でもよい:

ij 上のループ,ji-1まで実行:

ボディは手続きでもよい:

Breakを使ってDoから出ることができる:

Continueは,ボディの残りの部分を実行せずにループを続ける:

条件が満たされるまで無限にループする:

一般化と拡張  (2)

反復する値のリストを与える:

ParallelDoDoを並列に計算する:

Doは,事実上をParallelDo使って自動的に並列計算できる:

アプリケーション  (5)

記号的な連分数を生成する:

素数のリストを累積する:

ReapSowを交互に使う:

後退代入を実装する:

行列のLU三角分解を実装する:

単純選択法:

特性と関係  (2)

同等のループ:

条件が満たされるまで無限にループする:

Wolfram Research (1988), Do, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Do.html (2015年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Do, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Do.html (2015年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Do." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/Do.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Do. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Do.html

BibTeX

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BibLaTeX

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