DownValues
DownValues[f]
シンボル f に定義されたすべての下向きの値(f[…]についての値)に対応する変換規則をリスト形式で返す.
DownValues["symbol"]
"symbol"という名前のシンボルが存在する場合に,このシンボルについて定義されたすべての下向きの値に対応する変換規則のリストを与える.
詳細とオプション
- DownValues[f]=list の形式の割当てをすることで f の下向きの値を指定することができる.
- DownValuesによって返されたリストは,HoldPattern[lhs]:>rhs という形式の要素を持つ.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (3)
DownValuesはシンボルに与えられた定義に対応する規則を返す:
DownValuesは直接値を設定するのに使うことができる:
特性と関係 (5)
HoldPatternを使って規則をその定義から保護することができる:
HoldPatternがないと,左辺が評価されてしまう:
指定されたシンボルが存在しないとき,DownValues["sym"]はメッセージを出す:
シンボルが存在はするが定義がないときは,空リストが返される:
DefinitionとInformationは下向きの値を表示するがそれを値としては返さない:
DownValuesはプログラムで使える値を返す:
テキスト
Wolfram Research (1991), DownValues, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DownValues.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1991. "DownValues." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/DownValues.html.
APA
Wolfram Language. (1991). DownValues. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DownValues.html