Erf

Erf[z]

誤差関数を返す.

Erf[z0,z1]

一般化された誤差関数を与える.

詳細

  • 記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • Erf[z]はガウス分布の積分 を与える.
  • Erf[z0,z1]は, で与えられる.
  • Erf[z]は不連続な分枝切断線を持たない z に関する整関数である.
  • 特別な引数の場合,Erfは,自動的に厳密値を計算する.
  • Erfは任意の数値精度で評価できる.
  • Erfは自動的にリストに縫い込まれる.
  • ErfIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

すべて開くすべて閉じる

  (5)

数値的に評価する:

実数の部分集合上でプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点における級数展開:

Infinityにおける級数展開:

スコープ  (40)

数値評価  (6)

数値的に評価する:

高精度で評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素引数について評価する:

Erfを高精度で効率よく評価する:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のErf関数を計算することもできる:

特定の値  (3)

簡単な厳密値は自動的に生成される:

無限大における値:

Erfの零点を求める:

可視化  (2)

Erf関数をプロットする:

の実部をプロットする:

の虚部をプロットする:

関数の特性  (10)

Erfはすべての実数値と虚数値について定義される:

Erf1から1までのすべての実数値を取る:

Erfは奇関数である:

Erfは鏡特性erf(TemplateBox[{z}, Conjugate])=TemplateBox[{{erf, (, z, )}}, Conjugate]を有する:

Erfx の解析関数である:

特異点も不連続点も持たない:

Erfは非減少である:

Erfは単射である:

Erfは全射ではない:

Erfは非負でも非正でもない:

Erfは凸でも凹でもない:

微分  (3)

一次導関数:

高次導関数:

n 次導関数の式:

積分  (3)

Erfの不定積分:

原点を中心とした区間における奇関数の定積分は0である:

その他の積分例:

級数展開  (4)

Erfのテイラー(Taylor)展開:

の周りのErfの最初の3つの近似をプロットする:

Erfの級数展開における一般項:

Erfの漸近展開:

Erfはベキ級数に適用できる:

積分変換  (2)

FourierTransformを使ってErfのフーリエ(Fourier)変換を計算する:

LaplaceTransform

関数の恒等式と簡約  (3)

誤差関数の積分定義:

基本的な算術演算を含む引数:

2引数の形は差分を与える:

関数表現  (4)

不完全Gammaによる誤差関数:

MeijerGReduceを使ってMeijerGによって表す:

ErfDifferentialRootとして表すことができる:

TraditionalFormによる表示:

一般化と拡張  (1)

2引数の形は差分を与える:

アプリケーション  (3)

NormalDistributionCDFを誤差関数によって表す:

正規確率変数の値が-n σn σの間になる累積確率:

区分定数初期条件の熱伝導方程式の解:

解が熱伝導方程式を満足するかどうか検証する:

異なる時間についての解をプロットする:

超過損失再保険契約では,請求額が留保レベルと呼ばれる固定金額を超えた場合にのみ,保険会社と再保険会社の間で請求額が共有される.それ以外の場合,保険会社は保険金を全額支払う.保険金請求がパラメータ で対数正規分布に従う場合に,保持レベル に対して保険会社と再保険会社が支払う金額 の期待値を計算する.予想される保険会社の保険金支払額を求める:

再保険会社からの保険会社への期待支払額を求める:

特性と関係  (3)

逆関数で構築する:

超越方程式を解く:

Erfは多くの数学関数の特殊形に見られる:

考えられる問題  (3)

大きい引数については,中間の値がアンダーフローすることがある:

大きい実部の引数についての誤差関数は1に非常に近くなることがある:

非常に大きい引数は未評価の結果を返すことがある:

おもしろい例題  (2)

クロソイド曲線をプロットする:

部分分子が連続する整数である連分数:

その極限はErfで表すことができる:

Wolfram Research (1988), Erf, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Erf.html (2022年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Erf, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Erf.html (2022年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Erf." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/Erf.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Erf. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Erf.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_erf, author="Wolfram Research", title="{Erf}", year="2022", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Erf.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_erf, organization={Wolfram Research}, title={Erf}, year={2022}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/Erf.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}