FindGeometricTransform
FindGeometricTransform[pts1,pts2]
pts1と pts2で指定された位置を揃える幾何変換を求め,変換関数と整列誤差を返す.
FindGeometricTransform[ref,{pts1,pts2,…}]
各 ptsiを ref と揃える幾何変換を求める.
FindGeometricTransform[{pts1,pts2,…}]
各 ptsiを pts1と揃える幾何変換を求める.
詳細とオプション
- FindGeometricTransformは{err,trfun}の形の式を返す.err は平均整列誤差の推定値,trfun は変換関数である.関数 trfun を位置 pts2に適用して,これが位置 pts1と揃うようにすることができる.
- 形状 pts1と pts2は,位置座標またはWolfram言語におけるグラフィックスオブジェクトのリストとして与えることができる.
- FindGeometricTransform[image1,image2]は,2Dあるいはの3D画像を揃える幾何変換を求める.
- FindGeometricTransformは任意の次元の点および組込みの二次元または三次元のグラフィックスプリミティブに使うことができる.
- 次は指定可能なオプションである.
-
Method Automatic 使用する揃え方 TransformationClass Automatic 画像間の幾何学的関係 - デフォルトで,変換の計算には最適な揃え方と変換クラスが用いられる.
- 次は,使用可能なフィットメソッドである.
-
"Linear" SVDに基づいた線形ソルバ "RANSAC" ランダムサンプルの合意メソッド "FindFit" FindFitを使う {"ImageAlign",method} 指定の method を使ったImageAlign変換 - "RANSAC"の設定では,位置の中には外れ値とみなされ幾何変換を行うためには使われないものもある.
- 次はTransformationClassオプションの可能な設定値である.
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"Translation" 平行移動のみ "Rigid" 平行移動と回転 "Similarity" 平行移動,回転,スケーリング "Affine" 線形変換と平行移動 "Perspective" 線形分数変換
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (6)
オプション (8)
Method (4)
"RANSAC"メソッドは外れ値や誤って対応しているものがある場合に最適である:
画像に対しては,"ImageAlign"メソッドはImageAlignによって求まった変換を返す:
アプリケーション (3)
特性と関係 (2)
テキスト
Wolfram Research (2010), FindGeometricTransform, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FindGeometricTransform.html (2017年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2010. "FindGeometricTransform." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/FindGeometricTransform.html.
APA
Wolfram Language. (2010). FindGeometricTransform. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FindGeometricTransform.html