Iconize

Iconize[expr]

ノートブック入力中の expr の代りとして使える,アイコン化された形式を与える.

Iconize[expr,"name"]

アイコンを指定された名前で表示する.

詳細とオプション

  • Iconize[expr]のフォーマットされた出力を入力として与えて評価すると expr になる.
  • Iconize[expr]は,「現在位置で評価」を使って評価するのが一般的である.
  • 多くのプラットフォームで,ノートブック中の式を選択してからコンテキストメニューの「アイコン化」メニュー項目を選ぶことで,その式をアイコン化することができる.
  • 「StandardFormに変換」を使ってアイコン化された形を標準形に変換することができる.
  • デフォルト設定のMethod->Automaticでは,式はそのままノートブックに書き込まれる.
  • Method->CompressMethod->BinarySerializeの設定では,ノートブックに書き込む前にそれぞれの関数を使って式が圧縮される.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

1から100までの数を持つアイコンを作る:

このアイコンを入力として使うと,評価後にはリストになる:

名前付きのアイコンを作る:

このアイコンもまた,入力として使うことができる:

スコープ  (5)

文字列をアイコンにする:

連想をアイコンにする:

一般的な式をアイコンにする:

名前付きのアイコンを作る:

アイコンを式で使う:

未評価の式をアイコンにする:

このアイコンには未評価の式が含まれている:

ホールド構造を外すと通常の評価が行われる:

オプション  (1)

Method  (1)

データを作る:

データをアイコン化し,後で使用するために出力セルへの参照を保存する:

Compressを使って圧縮すして,データをアイコン化する:

BinarySerializeを使って圧縮して,データをアイコン化する:

ノートブック中の2番目と3番目のアイコンサイズが実際に小さくなっていることを確認する:

特性と関係  (3)

Iconizeはその引数を評価する:

Interpretationを使って式の任意の外観を指定することができる:

この式は,デフォルトでは評価されない:

Iconizeには独特の外観があり,デフォルトで引数を評価する:

考えられる問題  (2)

Iconizeが生成するタイプセットされた出力は,評価結果とは異なる:

タイプセットされた出力を評価すると結果の第1引数になる:

圧縮を使う場合,アイコン化された形はもとの式と完全に等しくないかもしれない:

引数を持つ関数の中で使われた場合は,変更された式を見ることができる:

アイコン化された形が完全に評価された場合にのみ,もとの式が回復される:

Wolfram Research (2018), Iconize, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Iconize.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2018), Iconize, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Iconize.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2018. "Iconize." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/Iconize.html.

APA

Wolfram Language. (2018). Iconize. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Iconize.html

BibTeX

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BibLaTeX

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