ImageFileScan
ImageFileScan[f,inputfile]
inputfile に保存されている画像中の各画素のチャンネル値のリストに関数 f を適用する.
詳細とオプション
- ImageFileScanを使うと,非常に大きく使用可能なメモリ量を上回る画像ファイルから連続する画素データを読み込んで処理することができる.
- f に渡されるチャンネル値は,Image オブジェクトに使われているもとのタイプに関係なく,通常は0から1までの範囲である.
- ImageFileScan[f,…]は f を画素に適用した結果を破棄する.ImageFileApplyとは異なり,ImageFileScanは新しいファイルは作らずにNullを返す.
- ImageFileScanは,割当てのように「副作用」がある操作を個別の画素に加える場合に役に立つ.
- ImageFileScanは,TIFF,JPEG,PNGのファイルに使うことができる.
- ImageFileScanは任意数のチャンネルのある画像に使うことができる.
- 画像ファイル inputfile は文字列あるいはFileオブジェクトとして与えることができる.
- ImageFileScanは行順に左から右へ画像を横断する.
- Throwを使ってImageFileScanから出ることができる. »
- 使用可能なオプション
-
Interleaving True f にチャンネル値のリストを与えるかどうか Method Automatic 使用するメソッド - Methodには次のサブオプションを与えることができる.
-
"ImageList" All 複数の画像が入ったファイルの中の処理するフレーム "MaxBlockSize" 8000000 メモリにロードする画像ブロックの最大サイズ(単位:画素) - オプション"MaxBlockSize"の値が入力ファイルとしてサポートされている最小ブロックよりも小さい場合は,この値よりも大きい値が使われることがある.
例題
すべて開くすべて閉じる一般化と拡張 (1)
ThrowはImageFileScanの内側で働く:
Wolfram Research (2012), ImageFileScan, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageFileScan.html (2016年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2012), ImageFileScan, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageFileScan.html (2016年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2012. "ImageFileScan." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageFileScan.html.
APA
Wolfram Language. (2012). ImageFileScan. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageFileScan.html